卒業パーティー・3 ページ25
なぜ…なぜこの女がここに居るのだろうか。このパーティーは卒業生か、その身内しか参加を許されていないのに。
しかも彼女は私に嫌がらせを受けたと話した。なるほど、この機会に乗じて私も国外追放させようという魂胆か。
ハルト「…それは本当か？」
ハルトナイツ様は私に鋭い視線を向ける。確か聞いたことがある、アカリ様とヘレナ様は親友のように仲が良いと。
『いいえ、私はヘレナ様に嫌がらせをしたことなどありません』
ここに私の同級生は居ない。だから証拠などどこにもない。
ヘレナ「されました！信じてください皆さん！…やはり姉妹なのですね…やることが似ているのです」
『私の事はどうとでも言ってくださって構わないです！ですが、お姉様は関係ないのではないですか？』
ヘレナ「ほら！いつもこのようにキツく言われていたのです！怖いです…」
アカリ「ヘレナ様！」
ティアラ「いいえ、私は16年間この子と過ごしてきました。しかし、アナスタシアはそんなことをする子ではありません！」
なんなんだこのぶりっ子は！そろそろイライラが限界に達してきた。
ハルト「それは本当か…本当ならばアナスタシアも…」
ハルト「……未来の王妃とその友人に対する態度…決して許されるものではない！よってそなた達は国外へ追放する！」
呆れた。もう公平な判断すら出来なくなってきている。
ヘレナ「ネオンナイト様もアナスタシア様と婚約破棄した方がいいと思います！」
そこでみんなの視線がアクアスティード殿下と共に居たネオンナイト様に向かう。ネオンナイト様は面倒くさそうに頭をかいて私視線を向ける。
((え、まさか信じたとかないよね…))
アレン「このようなことをする女性は殿下につり合わないと私も思います」
人混みからアレンドルフ様が現れた。いやだからなぜお前らがここにいるんだ。
私まで国外追放…まあでもティアお姉様と一緒ならそれでもいいか。これで私の初めての恋もここまでかと思っていると、意外な人物が声を上げた。
アクア「そこまでですよハルトナイツ王子。彼女よりも貴方の言葉の方がよほど酷いではありませんか。ねぇティアラローズ嬢？」
ネオン「そんな令嬢の言葉にまんまと騙され、勝手に私の婚約者を国外追放だなんて…驚きを通り越して呆れましたよハルトナイツ王子」
アクア「大丈夫胸を張って、誇りを持つ貴女達はこの場にいる誰よりも美しい」
ネオンナイト殿下は当たり前のように私の隣に立つ。
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ポウ(プロフ) - また更新してほしいです。楽しみにしてます！ (1月25日 22時) (
レス) id: 4b00597d9c (このIDを非表示/違反報告)
あまね(プロフ) - 更新楽しみにしています！頑張ってください(*´艸｀*) (2021年7月26日 1時) (レス) id: 1a6dd63888 (このIDを非表示/違反報告)
sandklove27(プロフ) - 好きです！夢中で読んでて睡魔も忘れ夜更かししてしまいました！続きが楽しみです(^ ^)更新楽しみに待ってます!! (2020年8月16日 23時) (レス) id: 31853c290c (このIDを非表示/違反報告)
いちご大福 - 続きが楽しみです。２でお願いします。 (2020年6月14日 10時) (レス) id: 7f3ea4f68c (このIDを非表示/違反報告)
ゑる(プロフ) - アンケートにご協力いただきありがとうございました！！近々続きを投稿します！ (2020年4月11日 15時) (レス) id: 7fc3612902 (このIDを非表示/違反報告)
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作者名：ゑる | 作成日時：2019年9月15日 12時
