卒業パーティー・2 ページ24
その後、ティアお姉様とフィリーネにより2人を追い出してパーティーまでの時間をゆっくり過ごす。会場に着くとティアお姉様は気づいたように声を荒らげる。
ティアラ「そういえばナーシャ！あなたエスコートは！」
『え？あ、実は別々に入場しましょうって言ってあるの…』
ティアラ「まあ！なんてこと…」
『私にはティアお姉様を1人になんて出来ないわ。だって、私の大切なお姉様なんだから…』
ティアラ「ナーシャ…ありがとう。…でも二度とこんなことしちゃいけませんからね！」
『はっはいぃ！』
2人で並んで会場に入る。
『お姉様は1人じゃないわ！』
ティアラ「ふふっそうね」
「ティアラローズ・ラピス・クラメンティール、アナスタシア・ラピス・クラメンティール、入場」
卒業生ではない私は1人で入場しようが関係がない。問題は、主役とも言える卒業生、しかも婚約者のいる者が1人で入場することが問題だ。
「ティアラローズ様!?」
「なぜお一人なの？」
大勢の視線は私達からハルトナイツ様とアカリ様に向かう。
ハルト「ティアラローズ。俺は今ここに、貴女との婚約破棄を告げる」
((来た。断罪イベント))
「殿下の隣にいる女性は誰だ？」
「ありえない」
「どういうことだ？」
「なぜティアラローズ様が？」
私達はハルトナイツ様達の前に移動する。
ティアラ「理由をお聞かせいただいてもよろしいですか？」
『お姉様の何が不満で婚約破棄などと仰ったのか、私達に聞く権利があると思うのですが』
ハルト「理由？自分の胸に聞いてみてはどうだ。まさか、分からないなどと言うわけではないだろう？」
ティアラ「わかりませんわ」
『何が理由か、ここにいる皆さんにもしっかりと言っていただかないと、急にそんなことを言われて皆さん困惑していますわ』
ハルト「……っ！」
私達の発言にハルトナイツ様は一瞬たじろいだ。
そこからハルトナイツ様とお姉様の言い争いが始まる。ここは私の知らない話。3年生の間で起きたことだから。お姉様がきついことを言っていたとしても、それにはしっかりと正当な理由がある。お姉様に非はない。
これはお姉様の勝ちだ。国外追放される理由も無い。そう思い力を抜き話を聞いていると、突然誰かがハルトナイツ様の名を叫んだ。
ヘレナ「殿下！助けてください！この場に関係の無いことであると重々承知しています…ですが聞いてください！私…私ヘレナ・アルベールは…アナスタシア様に嫌がらせを受けていました！」
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ポウ(プロフ) - また更新してほしいです。楽しみにしてます！ (1月25日 22時) (
レス) id: 4b00597d9c (このIDを非表示/違反報告)
あまね(プロフ) - 更新楽しみにしています！頑張ってください(*´艸｀*) (2021年7月26日 1時) (レス) id: 1a6dd63888 (このIDを非表示/違反報告)
sandklove27(プロフ) - 好きです！夢中で読んでて睡魔も忘れ夜更かししてしまいました！続きが楽しみです(^ ^)更新楽しみに待ってます!! (2020年8月16日 23時) (レス) id: 31853c290c (このIDを非表示/違反報告)
いちご大福 - 続きが楽しみです。２でお願いします。 (2020年6月14日 10時) (レス) id: 7f3ea4f68c (このIDを非表示/違反報告)
ゑる(プロフ) - アンケートにご協力いただきありがとうございました！！近々続きを投稿します！ (2020年4月11日 15時) (レス) id: 7fc3612902 (このIDを非表示/違反報告)
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作者名：ゑる | 作成日時：2019年9月15日 12時
