キミとボクといちごタルト(Yamada&You) (ページ2)

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俺、山田涼介は、スイーツ屋を営んでいる高校2年生。

スイーツ屋と言っても、大通りからは、目に入らない、小さな店だった。。

10月20日

少し、冷たい風か吹く晴れた秋の日お前と出会った。

今日も、目立たない店というわけで、お客さんは少なかった…

「シーン」っと、静まりかえるこの店に、ドアが開く鐘の音が鳴った。

「カララン」...

俺は、自分なりの満面の笑みでお客さんを迎えてみた。

『いらっしゃいませ!!』

頭を下げていた為、お客さんの顔はまだ見えてなかった。

シーン...

店内には時計の針がうごく音だけが響いていた。

俺は、顔をそっと上げてみた。

俺の目の前には、

涙目の女の子が、立っていた。

(見覚えのある顔。。)

なんて思いつつ、お客さんに声をかける

『お客様??どうなさいましたか?一度あちらの椅子にお腰掛けください(ﾆｺｯ』

泣きながら、震えながら、ゆっくりと俺が案内した席に向かってくる

『コチラ当店のオススメとメニューになっております。ごゆっくり...』

俺は、厨房に入り注文が入るのを待っていた。

30分後

なかなか、注文が入らないため、お客さんのテーブルに向かった。

すると､､

お客さんは寝ていた。。

『お客様??お客様??』

何度読んでも返事はない。

(疲れてるのかな...?ほかのお客さんもいないし...少し休んでもらってってもいいかな...。。)

奥の棚からブランケットを取り出すと、俺は、お客さんの肩にかけた。

『ゆっくり休んでください(ﾆｺｯ』