revenge【tkrv】

revenge 45 ページ50

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「アンタらいい加減にしろよ…？」

佐野・龍宮寺「あん？」



「゛私゛の大切な思い出を滅茶苦茶にして…！！」

家の周りに広がるのは、無残な姿に変貌した思い出の数々。


「ふざけんじゃねぇ！」

怒りに任せ、マイキー君に殴りかかる。
軽々と避けられ、勢いが余りド派手に転ぶ。

おデコはぶつけて痛いし、鼻血も出てるけど…。
そんなの今は、どうでもいい！！



佐野「大丈夫か？Aっち。」

「うるさい！！゛私゛の思い出なんてどうでもいいんでしょ！？」

龍宮寺「まぁまぁ…Aっち、落ち着け。」


はぁ！？
落ち着け？

「暴れてたのは、アンタ達でしょ！？」


千堂「A、辞めろ！！」


アッくんが慌てて私を抑える。
それでも私は続ける。


「周りのことなんてどうでもいいんでしょ！？」

龍宮寺「悪ぃって！別にお前のこと傷付けるつもりはなかったんだ。」




「どうでもいいから喧嘩なんてしてるんでしょ…？」

千堂「…A。」


「アンタら二人がモメたら、周りにどんだけ迷惑かけるかわかってないでしょ！？」

「二人を慕って着いて来た皆だってモメちゃうんだよ！？ 二人だけの問題じゃないじゃん！！」

｢東卍(トーマン)､皆バラバラになっちゃうんだよ！？｣

「そんなの悲しいじゃん!!」




「゛私゛嫌だよ…そんなの見たくない！
自分勝手すぎるよ。二人はもっとカッコ良くいてよ。」



佐野「…Aっち。」

「もう知らない！」



佐野「あのさ…さっきから、ずっーと思ってたんだけどさ―…」




佐野「泣き顔ブッサイクだなー。」



…は？



佐野「鼻血と鼻水どっちも出てる！！」

龍宮寺「Aっち、汚ねぇ！」


「なんで笑うんですか！こっちは、真剣なんですよ！？」




そのままゲラゲラ笑って逃げて行く二人。


…あれ？
仲直りしてる？



「でもあんなに笑うことなくない？ねぇ皆。」

…とアッくん達の方を振り向くと―…




こっちも逃げようとしてた。

山岸「ヤベェ、逃げんぞ！」

鈴木「汚ぇ、汚ぇ！」

「皆、酷いよ！！」


to be continued…


―――
お陰様で殿堂入りしました！
皆さん、本当にありがとうございます。

2023，6，21

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