revenge【tkrv】

revenge 44 ページ49

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マイキー君がなんで家(ウチ)に…。


佐野「俺はAっちのお見舞いだよ。」

龍宮寺「俺もそうだよ。」



グイッ

「うわっ！」

マイキー君に突然、左腕を掴まれる。

佐野「は？Aっちは俺のダチだし、お前関係ねぇじゃん。なぁ？Aっち。」

「へ？」



グイッ

今度はドラケン君に右腕を掴まれる。

龍宮寺「あ？何言ってんの？俺のダチだよなぁ！？Aっち。」

「えぇ…？」



なぜか二人に引っ張られてる状態に…。
これって…少女漫画の゛私の為に争わないで！゛ってヤツじゃん。



佐野「退けよ゛デクノボー゛通れねぇよ。」

龍宮寺「あ？お前が退けよ゛チビ゛。」


…訂正。
そんな優しいものじゃない。



佐野「テメェ、Aっちの腕離せよ。」

龍宮寺「テメェが離せよ。Aっちが可哀想だろうが。」



ギチギチ…

(痛い痛い！)

これ以上、東卍(トーマン)のトップとＮｏ．2に引っ張られ続けたら、私の両腕がもたない！！

一刻も早く二人の喧嘩を止めないと！
ドラケン君と私の両腕の為に！！



「何があったか知りませんが、喧嘩は駄目ですよ！！」



龍宮寺「オイ。」

グッ

「うっ…。」

ドラケン君に力いっぱい腕を引っ張られ、グッと距離が近くなる。

(近い近い！！)




龍宮寺「お前、何様！？」

怖い…。
でも今、二人の喧嘩を止めないとドラケン君は死ぬ。



佐野「…。」

マイキー君が私の腕を離した。

(わかってくれたのかな？)



ぶおっ

「マイキー君、それは俺の愛車の疾風(ハヤテ)号！」


ブンッ

ガッシャーン!!


「あぁああ！！」

疾風号をドラケン君目がけてけて投げつけた。
ドラケン君は軽々と避け、疾風号は壁にぶつかった衝撃で無残な姿に…。

「疾風号ぉ！」



龍宮寺「テメェ正気か！？」

今度はドラケン君が勝手に私のバットを持ち―…


「ドラケン君、それは小4のとき初めてホームラン打ったゴールデンバット！！」



べキッ

折った。


「あぁ！」



「マイキー君、それは数量限定の美少女戦士ステッキ！」

バキッ


「ドラケン君、それは小遣いを叩いて買ったスケボー！」

ガシャーン



佐野「ここで決着つけるかぁ？」

龍宮寺「上等だぁ。」




「オイ。」


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