revenge【tkrv】

revenge 36 ページ37

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直人「貴方は、龍宮寺堅の死に関与してますよね？
愛美愛主のメンバーが彼を刺した。
貴方が命令して、殺したんじゃないんですか？」

長内「違う！！」

「！」

長内、震えてる…。



長内「確かに東卍(トーマン)と抗争はした。
でも殺したのは愛美愛主(俺ら)じゃない！」

長内「あれはキッカケにすぎなかったんだ。
あのあと東卍は内部抗争を始めた。
そして8月3日…ドラケンが死んだ。
全部゛アイツ゛の策略だったんだ。」

「アイツって誰のこと？」



長内は東卍に関わりたくないと言って、教えてくれなかった。



「直人どう思う？」

直人「…わかったことは、愛美愛主との抗争は火種でしかないこと。
そして゛誰か゛が東卍の内部分裂を企み、その火種として長内が利用された。」


その゛誰か゛っていうのが、長内の言ってた゛アイツ゛…。



…ということは―…




「マイキー君とドラケン君を対立させようとしてる人がいる？」

なんでそんなこと…。


直人「とにかく愛美愛主との抗争が全てのキッカケです！」

「じゃあ東卍は愛美愛主と争っちゃ駄目だ！！」


愛美愛主との抗争を止めないと…！




ドクンッ




「…んっ？」

千堂「…でさー、山岸がさぁ。」

…え！？



千堂「A、聞いてる？」

アッくん…アッくんだ！


「うわぁぁ！アッくん、なんで相談してくれなかったのぉ！？」


ギュッ！！


千堂「うわっ、Aくっつくなよ！」



ガタンッ！

自転車のバランスが崩れ、タイヤが溝に当たる。
これ、まずいんじゃない？

そしてこの先、坂道！！
危ないっ！！



「ギャーッ！！」

千堂「うわぁぁあ！！」






「しっ、死ぬかと思った…。」

千堂「こっちの台詞だ、馬鹿！！…急にどうしたんだよ？」


あっ…そうか。
過去(こっち)のアッくんは生きてるんだ。

「いや、ちょっとね。」




「…ねぇ、アッくん。アッくんって夢ある？」

千堂「は？なんだよ…。」


現代(むこう)のアッくんは、アッくん自身が望んでない未来になった。



千堂「美容師とか？」

「絶対なってね？」

千堂「何言ってんの？そんなんまだわかんねぇし。」

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