revenge【tkrv】

revenge 20 ページ21

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ガタンゴトン…



『ヤバくね、この写メ！』

『アハハハッ！』

『ヤバイ、ヤバい！超ヤバイ！』


うるさいな、そこの男子3人。
電車の中で大騒ぎしないで欲しい。



ヒナタ「ちょっと！そこ優先席でしょ！？
お婆さん立ってるから譲ろうよ？」


『うっ…うぃっす。』

『すいませんでした〜…。』


ヒナが喝を入れると3人組は、去って行った。
赤い顔をしながら。

(ヒナに惚れてそう…。)




ヒナタ「期末テストどうだった？」

「期末テストとか懐かしー！」

(よく溝中五人衆(皆)と点数で勝負してたなぁ。
一番点数低かった人がジュースを奢るってルールで。)



ヒナタ「懐かしい？ついこの前だよ？」

「そっ、そうだったよね！アハハ…。」

(普通に言っちゃってた！)



ヒナタ「ちゃんと勉強しよっ？゛夢゛あるんでしょ？」

「夢？」


ヒナタ「よし、決めた！ヒナが勉強、教えてあげる！」

「えっ？」


私って夢、あったっけ？
自分が将来、何したいのかは決まってない。
未来(現代)でも何を目指してるのかわからないし。



そうこうしてる内にヒナの家に着いた。




―ヒナタの部屋…―


ヒナタ｢さて､始めますか｡｣


おおおっ…！
ヒナの部屋だぁ！
久しぶりすぎてテンション上がる！


ヒナタ「まずは数学からやろう！」

「わかった。」


…とやり始めたのはいいけど―…



全然、わからない！！

私、26歳なのに中学2年生の問題も解けないなんて…。
そりゃあ、店長から馬鹿にされるよね。

(うぅ…やっぱり私は、駄目人間だ。)




ヒナタ「そういえば弟のことありがとうね！」

「ん？」


ヒナタ「不良に絡まれてるの助けてくれて。」


あー…直人に男装がバレたときの。

ヒナのお父さんは、忙してくて家にあまりいない。
直人は、そんなお父さんが嫌いだったのに゛お父さんみたいになる゛って急に言い出したらしい。




ヒナタ「パパ警察官なの。」

「なるほど！それで直人は、警察官になったんだ！」


ヒナタ「えっ、なってないけど…。」

「あっ。」


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