revenge【tkrv】

revenge 10 ページ11

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直人「潜入捜査中に身元がバレ、殺されました。」


直人から思わず耳を塞ぎたくなるような話をされた。
直人は、私に東京卍會のありとあらゆる知識を叩き込もうとしている。


「でもこれ、ヒナタを救う為に必要あるの？」

直人「貴方の能力に問題があるとすれば、12年前の今日にしか行けないということ。」

「うっ…それは、アンタの見解でしょ？
アンタが今こうして生きてるから、あれが現実だったのは確かだけど…。」


「また戻れるかどうかも… 直人「姉の死んだ日に戻り！！」。」


ビックリしたぁ…。

(急に大声出さないでよ。)



直人「姉が祭りに行くのを無理矢理にでも止めれば、
姉を救うことが可能かもしれない。
でも思い通りの時間へ飛ぶことが出来ない以上、今出来ることをする！」

直人「すぐにタイムリープして12年前の中学時代に戻り、ある人と会って下さい。」

「ある人？」



直人「東卍(トーマン)の2トップ、佐野万次郎(さのまんじろう)と稀咲鉄太(きさきてった)です。」

「怖っ。」

目に光がないし、絶対ヤバい奴じゃん…！



直人「佐野と稀咲。この二人が出会わなければ、今の東京卍會は存在しなかった。
つまり姉が抗争に巻き込まれて、死ぬこともなくなるわけです。」

「なるほど。もう一度中学時代に戻って、その二人が出会うことを止めれば…。」


なんとなくわかった。
でも―…




「どうやってもう一度過去に？」

直人「Aさん。戻って来るときに僕と握手をしたって言ってましたね。
それがトリガーかもしれません。」

直人との握手が…？



直人「あのとき僕は貴方に助けられた。
それによって僕は、貴方の能力の一部になったのかもしれません。」

そうか…。
ぶっ飛んだ奴だと思ったけど直人は私がタイムリープ出来ると信じているからここまで本気なんだ…。



直人「Aさん、準備はいいですか？」

私だってヒナタを救いたいって気持ちは、直人には負けてない！！

「うん。」


直人「佐野と稀咲。二人は12年前の8月に出会っています。
どちらか一方と接触し、行動を共にして、出会いを止めて下さい。」

「うん…なんとかしてみるよ。」

直人｢貴方にしか､姉は救えない｡｣




ドクンッ


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