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イベントの後、深夜に帰宅するとドアの前に二宮さんが居た。
何故か自宅のドアに寄りかかってゲーム機を弄っていて、靴音で気づいたのか近付くと顔を上げて微笑んでおかえりと言った。
「ただいま……あの、なぜここに？」
「んー、いつまで経っても返事が来ないから来ちゃったよ。帰ってきたの見えたし」
車を入れている間にここまで来たのだろうか？
「返事？」
何の事か分からずにいると二宮さんは溜息をついてもっと訳の分からないことを言い出した。
「姉さんが仕事熱心なのはよくわかった……あれが自分宛てだとは思わないわけね？」
「え？」
「とりあえず中入れて」
入れる義理は無かったが……このまま追い返すのも気が引けて中に入れた。
「ありがと」
中に入れると二宮さんは丁寧に靴を揃えて上がってきた。
「おじゃまします」
キョロキョロとする彼に思わず
「片付いてないからあまり見ないで」
と言ってしまう。朝急いで支度したので散らかっている部屋をささっと整えると二宮さんをソファに座らせた。
「……とりあえずそこに座って？」
「ありがと……この間も思ったけどシンプルな部屋だよね、飾りも少なくて」
「うん……あまり家に居ないしね、寝に帰ってるだけだから」
芸能人でもない普通のOLだから部屋だって広くはない。そんなものが彼には珍しいのだろうか。
その思考を遮ったのは二宮さんの呟きだった。
「やっぱり似てる」
思わずお湯を沸かそうとして手を止めた。
「誰……？」
誰に似ているというのだろう。
「東上ナギサ……」
「ナギサを知ってるの？」
思いがけない名前を聞いて思わず聞き返してしまう。
「知ってる……『姉さん』ってナギサが言ってたから」
「そっか」
それで私を姉さんと呼ぶのかと合点がいった。
「それで？何が知りたいの？」
予想はついたけれどあえて聞いてみる。二宮さんの目的が知りたかったから
「じゃあ聞く……何処にいるの？ナギサ」
「さぁ、私も知らない」
知っていても言えない、まさかナギサが消えた理由は……貴方なの？
琥珀色の瞳の奥に燃える火のようなものな見える。
(何があったの？)
「そっか……ホントに姉さんは知らないの？」
「何の事かさっぱり……貴方とナギサが知り合いだったなんて知らなかったし、私だって何処にいったか知りたいくらいだわ」
全部が本当では無いけれど、全部が嘘でもない
「そっか」
そっかが先程から何回か苛立ちのように繰り返された。
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梨湖(プロフ) - めぐぽん(*´･∀･)さん» めぐぽんさん。わ、ごめんなさい！間が空きすぎて……書きすぎなんだよねアチコチ（汗）でも止まらなくて困ってます……予想どうでしたかね？ふふ、こっそり私だけに教えてください（笑）なんてね (2019年7月12日 14時) (
レス) id: 62ecb84a75 (このIDを非表示/違反報告)
めぐぽん(*´･∀･)(プロフ) - んふ(°▽°)最初から、読み直しちゃった！これって…もしかして…って、ずっと思ってるんだけど分からないですね。次も楽しみに待っております！ (2019年7月10日 23時) (レス) id: baf8bee298 (このIDを非表示/違反報告)
梨湖(プロフ) - めぐぽん(*´･∀･)さん» めぐぽんさん。フフフ、どうなんでしょう？ダラダラしていてごめんなさいね、寸止めだよね←こら……これから明かしていくのでそこまで頭の中に頑張ってもらいます！コメントもお気遣いも嬉しいです！有難うございます！ (2019年5月20日 8時) (レス) id: 62ecb84a75 (このIDを非表示/違反報告)
めぐぽん(*´･∀･)(プロフ) - んとんと…もしかして、二宮さんじゃないのかなぁ？とか、主人公ちゃんの勘違いかなぁ？とか思ったりしながら読ませていただきました！忙しいみたいなので、ゆっくり次を待たせていただきます(≧∀≦) (2019年5月19日 21時) (レス) id: baf8bee298 (このIDを非表示/違反報告)
梨湖(プロフ) - めぐぽん(*´･∀･)さん» めぐぽんさんコメント有難うございます。色々気になりますか？フフ、またしても面倒くさいの書いてますがゆっくり続き書きますのでよろしければお付き合いください。 (2019年4月23日 7時) (レス) id: 62ecb84a75 (このIDを非表示/違反報告)
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作者名：梨湖 | 作成日時：2019年1月1日 17時
