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メールが来てから1週間後のことだった。
帰宅するためにデスクを離れようとしたら、内線がなった
「はい、片山Aです」
「エントランスの奥にいるよ、来て」
「え……」
聞こえてきたのは少し鼻にかかる甘い声
そして、通話はプツリと切れた。
急いでPCを切って下に降りる。
エントランスには人も居らず……奥の非常階段の扉を開けてみる……
「どうしてここに……」
壁に寄りかかっていた人に思わずつぶやいた私に『Jack』が艶やかに微笑んだ。
「んー、片山さんに来館証もらったよ」
ビルの中、しかも会社のエントランスに入るにはIDがないと入れない筈だから、なるほど片山くんか……
「騒ぎになりませんか？」
「大丈夫っしょ、ここなら社員しか入らないでしょ」
まぁ確かに……しかもこの会社には芸能人もよく来るので、仕事で来ているのだから見かけたとしても騒がないかもしれない
(信用問題だものね……とはいえ、貴方のような超がつく有名人で多忙な方はあまり来ないわよ？)
「そんな事よりAちゃん、なんで連絡返してこないんだよ」
「もう放っておいてください……」
「そうも行かなくなったんだよ」
「え」
「カズが倒れた」
そのセリフに愕然とする。え？でもテレビには元気に映ってる。
今は12月
テレビでもたくさん見かけるけど……それは収録だから？今現在は？
ぐるぐると思考が回っていると『Jack』が……潤くんが私を顎でここから出るように促した
「いいから早く！外に出たら左にまっすぐ、一本目の道を左に折れてそこに白いバンが停まってる……先に行って」
頭を下げてから言われるがままに走っていく路肩に停められた白いバンに近寄ると窓から声がした
「早く乗って」
「はい」
開いた扉に滑り込むと中には櫻井さんがいた。綺麗な顔は昔から変わらないけれど益々年齢を重ねて麗しくなって一瞬たじろぐが、聞かないわけには行かない
「お久しぶりです櫻井さんあの、それで様態は！」
私の言葉に櫻井さんが目を伏せた
「深刻、出してもらっていいですか！」
(そ、そんなに悪いのだろうか……)
おろおろしていると車は走り出した
「え、あれ松本さんは？」
「大丈夫あとから別便で来るよ、詳しい事は着いたら説明するから、とりあえずついてきてくださいな『姉さん』」
詳しい事は聞かせてくれないらしい、でもこの櫻井さんの様子から急いでいることはわかったので頷いたが……一体どこへいくのだろう？
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梨湖(プロフ) - めぐぽん(*´･∀･)さん» めぐぽんさん。わ、ごめんなさい！間が空きすぎて……書きすぎなんだよねアチコチ（汗）でも止まらなくて困ってます……予想どうでしたかね？ふふ、こっそり私だけに教えてください（笑）なんてね (2019年7月12日 14時) (
レス) id: 62ecb84a75 (このIDを非表示/違反報告)
めぐぽん(*´･∀･)(プロフ) - んふ(°▽°)最初から、読み直しちゃった！これって…もしかして…って、ずっと思ってるんだけど分からないですね。次も楽しみに待っております！ (2019年7月10日 23時) (レス) id: baf8bee298 (このIDを非表示/違反報告)
梨湖(プロフ) - めぐぽん(*´･∀･)さん» めぐぽんさん。フフフ、どうなんでしょう？ダラダラしていてごめんなさいね、寸止めだよね←こら……これから明かしていくのでそこまで頭の中に頑張ってもらいます！コメントもお気遣いも嬉しいです！有難うございます！ (2019年5月20日 8時) (レス) id: 62ecb84a75 (このIDを非表示/違反報告)
めぐぽん(*´･∀･)(プロフ) - んとんと…もしかして、二宮さんじゃないのかなぁ？とか、主人公ちゃんの勘違いかなぁ？とか思ったりしながら読ませていただきました！忙しいみたいなので、ゆっくり次を待たせていただきます(≧∀≦) (2019年5月19日 21時) (レス) id: baf8bee298 (このIDを非表示/違反報告)
梨湖(プロフ) - めぐぽん(*´･∀･)さん» めぐぽんさんコメント有難うございます。色々気になりますか？フフ、またしても面倒くさいの書いてますがゆっくり続き書きますのでよろしければお付き合いください。 (2019年4月23日 7時) (レス) id: 62ecb84a75 (このIDを非表示/違反報告)
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作者名：梨湖 | 作成日時：2019年1月1日 17時
