貴女と椿が夫婦になった件 (ページ7)

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二日目　※貴女目線ページ7

私は椿が会社に遅れないように、いつものように「時間よ！あなた！」と呼び掛けて会社に行かせる支度を手伝う

椿はいつも黒いズボンに白いワイシャツ...
赤いネクタイを首にキュッと結び
それから、私が彼に黒い上着を着させてあげる

背が低いからその分、椅子を使って背伸びをしなくてはならないので『いつも、ごめんね～？』と謝る...背が低いのが不便だが彼は「いつも手伝ってくれて、ありがとう...」と笑顔で答えてくれる

その時にだけ『背が低くて良かった...』と感じる瞬間があった
その時、私はとっても嬉しそうな笑みを浮かべている...ようだ

そして、椿はいつもというか日常茶飯事(にちじょうさはんじ)というか...
必ず、いってきますのキスをしてくる...

勿論、口同士...慣れたいけど...絶っ対無理だよぅ...///
変な声出ちゃうし...今日は『ひゃう！///』って声がでちゃった...///

でも、私はそれを堪えて『行ってらっしゃい...あなた』と小さく手を振る...
その分、キスされた衝撃で頭も少しぼーっとしているから...絶対、今の私の顔は赤い...

でも、すぐに行くという訳ではない...最初の時なんか、「キュウナの笑顔が可愛い！」という理由で会社を休みかけた時があった...

私はその時は心を鬼にして、会社に遅れの電話を入れておいた
帰って来た時は『今度は何かあったとき以外は、休まないようにすること！』と宣言して、彼を見張るようにした

そしたら、何を思ったのか「もう一回...」と言ってまたキスをしてきた
余りの不意討(ふいう)ちに私の恥ずかしさはオーバーヒート！

顔が熱くなるのを感じながら『さっさと行きなさい！』と椿を玄関にピシャリと閉め出した
さすがにやりすぎたかと思ったが、椿には良い薬だ...

さ～て、私は少し一休みしたら掃除して洗濯して...
昨日録画したドラマ観よ～っと！