怪魔とは... ページ15
貴『いい？怪魔っていうのは、貴方達人間や、私達妖怪の心の闇にとりついて、悪さをするやつらの事をいうの...
怪魔にとりつかれた人間は意識を失って、無我夢中で暴れまわる...
一方の妖怪は、自分たちが持つ妖術を使って悪さをする妖怪になってしまうの...普通の妖怪よりも遥かに強くなってね...』
キュウナは、少し辛そうな顔をしたが、すぐに笑って言った
貴『でも、私達『
だけど...他の皆はちょっとでも触ると、光の粒になって消えてしまう...
怪魔を倒す事が出来るのは私だけなんだけど...お願い！皆の力を貸して！』
キュウナは、皆に向かって頭を下げた
すると、真昼は明るく言った
真「頭をあげろよ！キュウナ！力を貸すも貸さないも...俺はシンプルに困ってる人は、見過ごさない...クロ！お前も来いよ！俺達の力を見せてやろうぜ！」
するとクロは、だらだらしながら言った
ク「えー...めんどくせー...真昼が一人で行ってk((真「何、普通に女の子を見捨ててんだよ！可哀想だろ！」にゃあ...」
クロは真昼に怒られて、少し項垂れていた
すると御園が言った
園「おい！貴様！泣いてる場合があったら、さっさと泣き止め！な...慰めてやらん事もないぞ...ほら、これをやるから、さっさと泣き止め！」
と言いながら、御園は懐からなにやら丸いものを取り出した
それは、さっきお茶会で余ったクッキーだった
園「さっさと...それを食べて泣き止め！貴様が泣いていると...その、椿達が怒るからな！」
と、言ってリリィの方に行ってしまった
すると入れ替わりにリリィがやってきて、優しく言った
リ「フフフ...良かったですね？キュウナさん...御園は、ああ言ってますが、本当は誰よりも貴方の事を心配なさっているんですよ？キュウナさん...貴方には、笑顔が似合います...それでも悲しいなら...一肌脱いで差し上げましょう」ﾇｷﾞﾇｷﾞ
と言いながら本当に脱ぎ始めたリリィを見て、キュウナは少し慌てて、尻尾を伸ばして脱がすのを止めた
貴『リリィさん！脱いだら風邪引いちゃう...後、警察の人に捕まる...だから、脱いじゃダメ...分かった？』(涙目ｳﾙｳﾙ)
キュウナはもう泣いていた目を、更に潤ませリリィに「脱がないで」と頼んだ
リリィはニッコリと笑って「はい、分かりました...」と言った
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作者名：巫女狐大使 | 作成日時：2019年2月7日 18時
