20話 ページ22
･
「美味しかった〜、絶対またここに来ます！」
涼「それはよかった。店長お会計！」
店長「はいよ〜」
涼「この後どこ行こっか。行きたい店ある？」
「この近くに行ってみたいバーがあるんですけど...」
涼「お、いいじゃん。じゃあそこ行こう」
「え、いいんですか？」
涼「もちろん。ごはんは俺に合わせてくれたし、次は優花ちゃんに合わせるよ」
「ふふっ、じゃあお言葉に甘えて。」
涼「いえいえ。」
こういう時の会計は大体男性が出すのが流れ。
涼さんもそれは例外じゃなくて、私が財布を出そうとするのを制止した。
店長「ありがとう、またいつでもおいでね」
「ありがとうございます。ご馳走様でした！」
涼「ご馳走様。またね！」
店長「おう！またな〜」
「涼さん、ありがとうございます。ご馳走になっちゃって」
涼「いえいえ。こちらこそありがとう」
「え？」
涼「優花ちゃんといるの、すっげえ楽しいから」
ふわっと微笑む涼さんに、胸が突然ときめいた。
落ち着け私....どうして。
詐欺師だよ？この人。
「.......私も、すっごく楽しいです。」
涼「ははっ、それはよかった。
...じゃあ2軒目行こっか。ここから近い？」
「はい、結構近いで.......す.............」
涼さんは、片方の手をズボンのポケットに
もう片方の手で私の手を握って歩き出した。
「あ.......あの、」
涼「ん？.......あ、嫌だった？」
少し困った顔をしてそっと手を離す動作も、きっと計算で
「あ.......いや、嫌とかじゃ、なくて.....」
涼「...うん」
「ちょっと.......突然でびっくりしちゃって、」
涼「ごめんね。...つい握りたくなっちゃってさ」
耳を紅く染めて頬を指で掻く仕草もきっと計算で
「.......嬉しいです。そう思って貰えて」
耳を私も少し紅く染めて、手を握り返す私も計算で。
お互い、全て計算した仕草なはずなのに
こんなにドキドキしてるのはどうして？
私を捉える彼の瞳から
目が離せないのはどうしてなの？
この小説をお気に入り追加 (しおり)
登録すれば後で更新された順に見れます 402人がお気に入り
お気に入り作者に追加
この作品を見ている人にオススメ
この作品を見ている人にオススメ
「Hey!Say!JUMP」関連の作品
違反報告 - ルール違反の作品はココから報告感想を書こう！(携帯番号など、個人情報等の書き込みを行った場合は法律により処罰の対象になります)
桜(プロフ) - ゆきうさぎさん» お忙しい中返信ありがとうございます^^*特徴を捉えられていてよかったです！ (2020年9月21日 15時) (
レス) id: 5ab27504be (このIDを非表示/違反報告)
ゆきうさぎ - とても、作家、声優、SCRAPの美術造形、と言っている場合じゃありませんでした…。(コメント切れてしまい、すみません(> <) (2020年9月18日 20時) (レス) id: e3947c8b1d (このIDを非表示/違反報告)
ゆきうさぎ - すみません！変換ミスです！コメントありがとうございます。返信遅くなりました。学校という地獄があるもので(笑)私は、有岡さん推しなのですが、(一応箱推しです)特徴を捉えていて。 (2020年9月18日 20時) (レス) id: e3947c8b1d (このIDを非表示/違反報告)
桜(プロフ) - +さん» 発音の表記は難しいですね、、、シュミレーションと混ざってしまった可能性もありますし^^;私も気をつけます。コメントありがとうございます！ (2020年9月17日 8時) (レス) id: 5ab27504be (このIDを非表示/違反報告)
桜(プロフ) - ゆきうさぎさん» コメントありがとうございます！分かりやすいと言って頂けてほっとしました^^*これからもよろしくお願い致します！ (2020年9月17日 8時) (レス) id: 5ab27504be (このIDを非表示/違反報告)
作品は全て携帯でも見れます
同じような小説を簡単に作れます → 作成
この小説のブログパーツ
作者名：桜 | 作成日時：2020年5月5日 18時
