素直になれないボク達は。2 (ページ3)

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たなっちside

『私、こんなんだよ？
すぐ落ち込んで調子乗ってダメなやつだよ…？』

｢知ってる。｣

『りゅう、私と付き合って重荷じゃないの…？』

｢重荷なわけない。｣

『ずっと、一緒にいてくれる…？』

｢居るよ。Aもいてくれる？｣

『う、ん…』

涙を流して頷くA。

『私もずっと同じこと思ってた。
もっと近くにいて欲しいけど、
欲張ったらりゅういなくなるんじゃって。
別れる日が来るくらいなら何も要らないって。』

『私もりゅうが好き…。
ご飯美味しそうに食べてくれるとこも、
嫌な顔しながらも、
いつも私の話ちゃんと聞いてくれるとこも、
寝顔が可愛いとこも全部。』

泣きながらそういう彼女を抱きしめていう。

｢俺が一生幸せにするからさ、
だから俺の彼女になって。｣

『はい…！！』

｢っはぁ～！！！良かった。｣

『ふふふ…ww』

｢何笑ってんのw｣

『いや安心しちゃって…w』

あんなに険悪だったとは思えない空気になるのも
きっとこいつとだからなんだろう。

神様、欲張りな俺を許してください。
彼女の笑顔は俺が一生守ります。