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貴方サイド



自分を呼ぶ声が聞こえて私はゆっくり目を覚ました




白い天井、右には涙目になっている母親



私は倒れた事を思い出した





A、聞こえる?




と母親が言い、私はゆっくり

うん。

と答えた






しばらくの沈黙のあと

母親が




しばらく入院しなくちゃいけないみたい、

検査してみるって





と言った



空気感といい、





私はなんとなく察した

たぶん自分はどこか悪いのだと







面会時間は終わり、母親が帰ったあと

私は静かに泣いた





そのまま気がついたら寝てたみたいで朝になってた






ベットの上でぼーっとしていると、白衣の着た人が入ってきた




「担当医の中間淳太です、Aちゃん、今日から二日間検査するね」





と優しく私に言ってきた





とりあえず、


はい。

と私は答えたら






担当医の先生は微笑んで
部屋から出ていった





それからいくつかの検査をした






検査を全て終えた次の日

私と母親は部屋へ呼ばれた






その部屋はただ机と椅子があり、何もない部屋だった





重い空気の中、席に着いた



たくさんの資料が私たちの目の前に置かれ







「これが今回のAちゃんの検査結果です」



と、中間先生が明らかにこの前と違う声のトーンで言った





「脳腫瘍が見られました」


と続けていい





私の中で時が止まった、





その後の事はあまり覚えていない




「一緒に頑張りましょう」



と言われ


私は頷くことしか出来なかった





その後、私は退出し、

部屋には中間先生と母親だけになった






ベットに横になり、
何も考える事が出来ずただ時間が流れていくだけだった



しばらくして母親が戻ってきた



泣いていた



そんな姿を見てると申し訳なくなり、気づいたら私も泣いてた

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作者名:あん | 作成日時:2017年10月14日 19時

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