どうせ君もそうだから。（桃）

約束の金曜日 ページ6

約束の金曜日。



その日が来るまで

�霤弔気鵑箸呂覆鵑力⇒蹐蘯茲蕕覆ぁ�



社内で会ったところで会話もしないし


お互いの暗黙の了解でなにも接点はもたない。




いつもみたいに

終業後、屋上で約束の時間まで時間をつぶしてから



いつもの非常階段へと向かった。





この前、�霤弔気鵑伐颪辰討�ら一週間。


ちょうど

人肌が恋しくてたまらなくなってきた頃。





浮かれそうな足取りを抑えて


非常階段へ続くドアを開けた。





なのに


いつもそこで待っているはずの�霤弔気鵑�いない。



腕時計を確認しても

約束の時間ちょうど。



こんなこと今までなくて

どうしたらいいのかわからない。





お互いのメッセージも何も交換しないと

最初の日に決めた。



だからこんな時は

連絡も取れないし、確認もできない。



上へ続く階段や

下へ続く階段を


のぞいて見たけど居そうにない。



どうしたんだろう？

何か急に仕事が入った…とか？



いやいや、

あの�霤弔気鵑妨造辰討修鵑覆海箸覆ぁ�


うまく切り抜けられる人だから。




じゃあなんだろう？


忘れちゃった…とか？



そうだったらどうしよう。



帰っていいのか


怒っていいのか


わからずに階段の3段目に腰を下ろした。




…もうちょっとだけ待ってみよう。



ため息をつきながら

カバンを膝の上に乗せた。




それから10分待っても�霤弔気鵑詫茲覆�った。



ドアをじっと見つめて待ったけど

誰に開けられることもなく閉まったまま。




もう…


帰ろうかな。




あんまり人を待つのは好きじゃない。



私の方が劣勢になってしまうから。





ここで待つことを諦めて


ゆっくりと腰を上げた。







すると


上の方から



たんたんたん…



と階段を降りて来る足音がきこえた。




…？�霤弔気鵝�



近付いてくる足音の主を

気配を消して待った。




タンタン…


とすぐそこまで聞こえる足音。





階段をゆっくりと降りてきたのは


同僚の小瀧くん。




決して仲良くもなければ

よく知らない。



他の部署だし


接点は全然ない。




会社用の笑顔にして



『あ、小瀧くん。お疲れ様。』



挨拶をしながら


このまま過ぎ去ってくのを見送ろうとした。




でも小瀧くんは私の前で足を止めた。



『…え？』



思ってたより背が高い小瀧くんを見上げた。





『…�陲舛磴鸞圓辰箸襪鵝�』



小瀧くんは


私を見下ろしながら


めんどくさそうな顔をした。

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