イライラ ページ22
あかん…
全然電話でない。
留守番電話になるたびに
切ってはまたかけなおした。
なんとなく嫌な予感が
心を支配していく。
また留守番電話の声がスマホから聞こえてくる。
諦めてスマホをポケットにねじ込んで
みんなのいる席に戻った。
『おっ！
流星ー！おかえりー！』
�陲舛磴鵑領戮望隼砲發い�
すっかり出来上がっていた。
そこには佐々木のおっちゃんもおって
みんなでニコニコしながら
二次会の話をしていた。
…そうや。
おっちゃんに聞いたらわかるかな。
『なぁー…佐々木さん？』
神ちゃんと話してるおっちゃんの隣に
声をかけながら腰を下ろした。
『ん？どした？』
振り向いたおっちゃんは
打ち上げの仕切りがひと段落して
ホッとしたからなのか
やっとお酒が回り始めたみたいで
顔が赤くなっていた。
『あのさ、Aさん遅ない？
どしたん？』
おっちゃんは
俺の気持ちもAさんとの関係も知ってるから
みんなの前でそんなこと話し出して
一瞬ギョッとした顔をした。
でも
『そうそう！どしたん？なんかトラブってんの？』
淳太がそう続いてくれたおかげで
俺が聞いたことに違和感は無くなった。
メンバーはみんな
佐々木のおっちゃんの言葉を待った。
『そうだなぁ…
さっき電話したけど出ないんだよなぁ。
まだ田村さんと話してるのかもしんないな。』
呑気なおっちゃんの態度にイライラする。
しんないな…って。
さすがに長過ぎやろ。
なんで心配しないん？
『そうなんや。
でもAさんどこにおるん？
二次会には来れる距離なんやろ？』
聞きたいことをズバズバ聞いてくれる淳太。
ほんまにこんな時は頼りになる。
『あぁー…
銀座のビルだよ。
えーっと…
時計台のあるとこの隣の。
そこの3階だからすぐ来れると思うけど。』
ソファの背もたれに体を預けながら
のらりくらりと答えるおっちゃん。
銀座って…
ここから近いやん。
なのにまだ終わらへんの？
やっぱりなんかあったのかもしれへん。
だから遅いんかも。
いや
絶対そうや。
みんながやいやいと
なんでAさんが遅いのか話している中
何気なく立ち上がってその場を去ろうとした。
『流星…
お前どこ行こうとしてるんだ？』
さっきまでフワフワした表情だったおっちゃんが
鋭い視線で俺を見ていた。
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うえうえす子(プロフ) - そらゆきさん» 最後まで読んでくださってありがとうございました！素晴らしいなんて…とんでもないです！楽しんで頂ける作品が書けるように頑張ります！是非是非またお願いします！ (2017年4月19日 21時) (
レス) id: 83d9077ee4 (このIDを非表示/違反報告)
うえうえす子(プロフ) - 鳳清四郎さん» いつもありがとうございます！佐々木さんを出し過ぎまして…書いてて不安でした(笑)流星の可愛いところが出ていたら嬉しいです！また新作出ましたらお願いします！ (2017年4月19日 21時) (レス) id: 83d9077ee4 (このIDを非表示/違反報告)
うえうえす子(プロフ) - やぶひか りゅせかみ 信者さん» いえいえ！最後まで読んで頂いてありがとうございました(´∀｀)続編を希望してもらえるなんて本当に嬉しいです！少しでも楽しんでもらえたら嬉しいです！ (2017年4月19日 20時) (レス) id: 83d9077ee4 (このIDを非表示/違反報告)
うえうえす子(プロフ) - ちーやむさん» ありがとうございます(´∀｀)続き知りたくなってしまいますよね…そんな終わり方ですいません！少しでもキュンキュンして頂けてたら嬉しいです！ (2017年4月19日 20時) (レス) id: 83d9077ee4 (このIDを非表示/違反報告)
そらゆき - 完結おめでとうございます！最後まで、「どうなるんだろう」と更新が楽しみでした！流星も佐々木さんもカッコよかったです笑いつも素晴らしい作品をありがとうございます！！ (2017年4月19日 20時) (レス) id: 217a87d3aa (このIDを非表示/違反報告)
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作者名：うえうえすこ
| 作成日時：2017年3月21日 15時
