遅いな ページ21
流星side
『なぁー…Aさん遅ない？？』
隣に座る望が
グラスの中に残ったお酒を一気に飲みほして
俺に聞いてきた。
『そうやなぁ。
どうしたんやろな。』
せやねん。
おれも思っとった。
遅すぎる。
打ち上げ会場の壁にかかった時計を見ると
Aさんが行ってからもう2時間は経っていた。
打ち上げだってそろそろ終わってまう。
さすがに遅すぎるやん。
どうしたんやろ。
何度も何度も
Aさんが入ってくるはずの
入り口に目を向けては
ソワソワが隠せない。
『んー？流星どうしたん？
ドアんとこばっかり見て。』
スタッフさん達に絡みに行っていた�陲舛磴鵑�
俺の顔を覗き込みながら隣に腰を下ろした。
『いや、Aさん遅いなー…って思って。』
俺がそう言うと�陲舛磴鵑盖ど佞い燭澆燭い�
入り口の方を振り返った。
『あー…ほんまやな。
どうしたんやろ。田村さんと話し込んどるんかな』
腕組みをしながら険しい顔をする�陲舛磴鵝�
そうや。
�陲舛磴鵑�
その…田村さんって人のこと知っとるよな。
『…なぁ、田村さんってどんな人なん？』
テーブルに置いてあったビールジョッキを
口に運びながらさりげなく聞いた。
『あぁ…めっちゃええ人やで。』
満面の笑みで答える�陲舛磴鵝�
そうやった。
�陲舛磴鵑吠垢�と大抵の人は
『ええ人』
になってまう。
全然参考にならへん。
少しだけガッカリしていると
『でもなぁ…』
笑っていた�陲舛磴鵑�ふと真面目な顔になる。
その�陲舛磴鵑隆蕕�意味ありげで
次の言葉を緊張して待った。
『田村さんなぁ
この前の顔合わせで
Aさんのことやたら見てたんよな。
まぁ、気のせいかもしれへん。
Aさんは
田村さんに会うのは初めてやって言ってたしな…
だから
田村さんは少し変わった人なんかもしれん。』
小さく頷きながら話す�陲舛磴鵝�
ちょっと待て。
そんな田村さんとAさん
2人きりで大丈夫なん？
Aさんのことを見てたってのも気になるし。
なんとなく胸騒ぎがしてくる。
『ふーん…
そうなんや。
あ、ちょっとトイレ…』
騒がしい部屋からのそのそ出てトイレに向かう。
スマホを取り出して
周りに気づかれないように電話をかけた。
なのに
何度呼び出し音が鳴っても
Aさんは出なかった。
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うえうえす子(プロフ) - そらゆきさん» 最後まで読んでくださってありがとうございました！素晴らしいなんて…とんでもないです！楽しんで頂ける作品が書けるように頑張ります！是非是非またお願いします！ (2017年4月19日 21時) (
レス) id: 83d9077ee4 (このIDを非表示/違反報告)
うえうえす子(プロフ) - 鳳清四郎さん» いつもありがとうございます！佐々木さんを出し過ぎまして…書いてて不安でした(笑)流星の可愛いところが出ていたら嬉しいです！また新作出ましたらお願いします！ (2017年4月19日 21時) (レス) id: 83d9077ee4 (このIDを非表示/違反報告)
うえうえす子(プロフ) - やぶひか りゅせかみ 信者さん» いえいえ！最後まで読んで頂いてありがとうございました(´∀｀)続編を希望してもらえるなんて本当に嬉しいです！少しでも楽しんでもらえたら嬉しいです！ (2017年4月19日 20時) (レス) id: 83d9077ee4 (このIDを非表示/違反報告)
うえうえす子(プロフ) - ちーやむさん» ありがとうございます(´∀｀)続き知りたくなってしまいますよね…そんな終わり方ですいません！少しでもキュンキュンして頂けてたら嬉しいです！ (2017年4月19日 20時) (レス) id: 83d9077ee4 (このIDを非表示/違反報告)
そらゆき - 完結おめでとうございます！最後まで、「どうなるんだろう」と更新が楽しみでした！流星も佐々木さんもカッコよかったです笑いつも素晴らしい作品をありがとうございます！！ (2017年4月19日 20時) (レス) id: 217a87d3aa (このIDを非表示/違反報告)
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作者名：うえうえすこ
| 作成日時：2017年3月21日 15時
