代役 ページ17
Aside
佐々木さんに呼ばれた。
淳太くんに断りを入れてから
楽屋のドアの前にいる佐々木さんの元へ。
『はい。どうしたんですか？』
手帳を開きながらメモをする準備をした。
『あのさ、ちょっとお前にお願いがあるんだけ
ど』
難しい顔をしながら佐々木さんが腕組みをした。
お願い？
なんだろう。
『今日、この後
ツアーの打ち上げだろ？
俺さ、今から行かなきゃいけないところがあって
打ち上げに遅れそうなんだよ。
代わりにお前が仕切っておいてもらっていい？』
視線を手帳から佐々木さんにうつす。
『え？
でも打ち上げの段取りわかるの
佐々木さんだけですよ。
私じゃ、代わりにならないですよ！』
慌てて首を横に振った。
『でもなぁ
今度、�霤弔良饌罎△襪世蹇�
その演出家さんから
マネージャーさんに聞いておきたいことがある
って言われてなぁ…
どうしても今から行かなきゃいけないんだよ。』
ため息をつきながら話す佐々木さん。
佐々木さんは打ち上げに
とても力を入れている。
メンバーが楽しめるよう
スタッフさんたちを労えるよう
場所や食べ物、景品やら
仕事の合間に準備していたのを知っている。
なのに
その佐々木さんが打ち上げ最初から出ないなんて
あり得ない。
『それって
私が行ったらいけませんか？』
私の言葉に驚いた顔をした佐々木さん。
『演出家さんって田村さんですよね？
先日、初顔合わせでお会いしてますし
私も色々仕事覚えたいですし
佐々木さんが良ければ
行かせて頂きたいのですが。』
それなら佐々木さんは打ち上げに参加できる。
『でも…
お前だって初めての打ち上げだって
楽しみにしてたんじゃないのか？』
心配そうな顔をする佐々木さんに
そっと微笑んだ。
『大丈夫です。
途中から参加するので。
それに
佐々木さんが居た方が
メンバーも嬉しいと思うので
そうして頂けると有難いです。』
そう言うと
眉間にシワを寄せていた佐々木さんが
ふわっと笑った。
『…ごめんな。
じゃあ…お願いしようかな。』
なかなか見れない佐々木さんの柔らかな表情。
『はい。
もちろんです。
では、田村さんに伝えた方が良いことを
教えてもらっていいですか？』
佐々木さんが私の手帳を覗きながら
いくつか指示をする。
私はそれを手帳に書き足していく。
よし…
早く終わらせて
打ち上げに行かなきゃ。
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うえうえす子(プロフ) - そらゆきさん» 最後まで読んでくださってありがとうございました！素晴らしいなんて…とんでもないです！楽しんで頂ける作品が書けるように頑張ります！是非是非またお願いします！ (2017年4月19日 21時) (
レス) id: 83d9077ee4 (このIDを非表示/違反報告)
うえうえす子(プロフ) - 鳳清四郎さん» いつもありがとうございます！佐々木さんを出し過ぎまして…書いてて不安でした(笑)流星の可愛いところが出ていたら嬉しいです！また新作出ましたらお願いします！ (2017年4月19日 21時) (レス) id: 83d9077ee4 (このIDを非表示/違反報告)
うえうえす子(プロフ) - やぶひか りゅせかみ 信者さん» いえいえ！最後まで読んで頂いてありがとうございました(´∀｀)続編を希望してもらえるなんて本当に嬉しいです！少しでも楽しんでもらえたら嬉しいです！ (2017年4月19日 20時) (レス) id: 83d9077ee4 (このIDを非表示/違反報告)
うえうえす子(プロフ) - ちーやむさん» ありがとうございます(´∀｀)続き知りたくなってしまいますよね…そんな終わり方ですいません！少しでもキュンキュンして頂けてたら嬉しいです！ (2017年4月19日 20時) (レス) id: 83d9077ee4 (このIDを非表示/違反報告)
そらゆき - 完結おめでとうございます！最後まで、「どうなるんだろう」と更新が楽しみでした！流星も佐々木さんもカッコよかったです笑いつも素晴らしい作品をありがとうございます！！ (2017年4月19日 20時) (レス) id: 217a87d3aa (このIDを非表示/違反報告)
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作者名：うえうえすこ
| 作成日時：2017年3月21日 15時
