音駒のマネは地獄耳！？(3) (ページ47)

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141話ページ47

表彰式やら

なんやかんや終わった後のバス内！！

『あ"ぁ"…会場いる時はあんまり感じなかったけど、会場出た瞬間疲れが……』

浅霧「お疲れ様です」

『うん、優ちゃんもお疲れ様』

隣に優ちゃんがいると

なんだかホッコリするなぁ

研磨「あ、A」

すると後ろの席にいる研磨が

椅子の後ろから顔を出し話しかけてきた

『どうしたの？』

研磨「そう言えば宮城の代表烏野だってさ」

『あぁ〜そっか…』

サトちゃん負けちゃったか

少し残念だけど

その分烏野だから日向達とやるかもなのか！

『楽しみだね研磨』

研磨「…うん、そうだね」

浅霧「そう言えば女子はどうなったんですかね」

『…っ、さぁ？トーナメント見てないからね…』

東京春高予選

女子の代表には

(((((緑山女学園)))))

あのクソアマ共がいる

高校の名前が残っていた

せっかくの春高なのに

またアイツらに会うかもしれねぇのかよ

『ダル…』ﾎﾞｿｯ

私は持っているブランケットを羽織って

そのまま寝た

┈┈┈┈┈┈┈┈┈┈┈┈┈┈┈┈┈┈┈┈┈┈┈┈┈┈┈

「消えろよ」

「バレー辞めちまえ」

「お前なんか……」

『っ…！！！』ガバッ

ﾋﾟﾋﾟﾋﾟﾋﾟ…

ﾋﾟﾋﾟﾋﾟﾋﾟ…

目覚ましの音で目が覚める

目の前には見慣れた自分の部屋の天井

『もう朝…』

異常なほど寒い部屋で

私は一瞬ベットから出るのを躊躇う

今日もいつも通り部活があるから

ベットから出なくてはならない

「お前なんか…！」

『あークソ…』

春高まで後１ヶ月…

こんなこと考えてる暇じゃないのに

頭から離れない…

もう聞くことは無いと思っていた

それなのに

『いつまで私の中にいるつもりだよ…』

着替えてリビングに向かい

朝食を食べ、また自室に戻る

『えっと…ノートとペンと後は…』

持っていくものをリュックに入れ

余った時間を携帯をいじって待っていると

いつも通り外から

聞き慣れた声に呼ばれる

黒尾「Aー行くぞー」

研磨「寒い…」

『あ、2人きた』

ちょうど準備終わったし行くか

リュックを背負いマフラーと手袋を付けて部屋を出る

そのまま階段を降りて玄関を開けると

黒尾「お、来たな」

研磨「Aおはよう」

『おはよう』

「お前なんか…大嫌いよ」

私もお前らなんか

大嫌いだよ