97話 ページ3
ずっと駅にいる訳にもいかないので
私達は駅の近くの公園に来た
黒尾「で、どうだった宮城の強豪白鳥沢は?」
『マジやばい』
黒尾「まぁ…だろうな」
夜久「語彙力が著しく欠落してるな」
『練習ハード過ぎて死ぬかと思った……』
海「お、戻った」
久しぶりのこの感じ
なんか落ち着かないな
研磨「強かった?」
『うん、怖いぐらい強い』
山本「例の牛若はどうだったんだ?」
『あの人異常だよ…何やっても乱れないしずっと同じ音…』
黒尾「可哀想に、もう大丈夫だからなぁ」
そう言って
クロは私の頭に手を置く
『ガキじゃねぇんだよ』
研磨「あ、戻った」
黒尾「お前、さっきから忙しいな」
『うっせ』
夜久「他のやつはどうなんだ?」
『うーんやっぱりサトちゃんかなぁ』
リエーフ、芝山、犬岡
「「「サトちゃん??」」」
あ、そっか
1年は知らないのか
黒尾「天童覚、Aの従兄だとよ」
『ポジションはミドルブロッカー、でもサトちゃんは普通のブロックじゃなくてGUESSブロックを使ってくる』
リエーフ「GUESSブロックってなんですか?」
『GUESSブロックっていうのは、相手の癖とか戦術を見て、勘とか予想に頼ったブロックの事』
リエーフ「へぇ!!俺でも出来ますか!?」
『出来るわけねぇだろ脳足りんが』
リエーフ「えぇ!!」
お前とサトちゃんを一緒にすんな
月とスッポン…いや月とミシシッピアカミミガメだ!
(((((リエーフ推しの方すいませんm(_ _)m)))))
研磨「翔陽、勝てると思う?」
そう言った研磨の顔は
いつもと変わらなかったけど
少し寂しそうな音がする
『今は難しいんじゃない?』
黒尾「今は?」
そう言うとクロはニヤッと笑って
私の顔をの覗き込んだ
それに返すように
私もにっこりと笑いながら
『少なくとも今のままじゃ無理だろうね』
黒尾「つまり…?」
『今後の努力次第かな』
研磨「それ、遠回しにやれって言ってるよね…」
研磨はそう言うと
やっているゲームから顔を上げ
少し呆れたように私を見る
そんな顔してるけど
楽しそうな音してるじゃん
『チャレンジャーにはそれなりの覚悟がないとね』ニヤッ
リエーフ「Aさん俺GUESSブロックやりたいですよぉ!」
『1回死んで出直せデカエーフ』
変わらない
私の日常
これからもずっと
このままで…
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作者名:名無しの弁慶 | 作成日時:2021年9月27日 17時