105話 ページ11
黒尾「あ、あぁいいけど」
月島「ありがとうございます」
見る専ってツッキー初めて言ったよな
それに今の音
なるほど、クロを見てるのね
『私も一瞬見る専〜』
黒尾「おーう」
木兎「な！Aがいなかったら誰がスパイク拾うんだよ！」
『そんなもん自分たちでどうにかしてください』
黒尾「木兎ぉ？お前俺の存在忘れてねぇか？」
まったく、
木兎さんって本当に小5男子だな
月島「Aさん、なんで…」
『んー？迷える後輩を導きに来たんだよ』
月島「なんですかそれ…」
うっ……
何もそんな冷たい目で見なくても…！
『ブロック見るんでしょ』
月島「…っ！」
『あ、やっぱり？』
月島「どうしてわかったんですか…？」
『聞こえたから』
月島「え？」
『ツッキーの真剣な音が聞こえたからだよ』(にこ)
月島「…噂には聞いてましたけど本当に耳がいいんですね」
『まぁね、で？どうしたのさ』
月島「……まぁ大したことじゃないんですけど」
ツッキーから聞いた話は
今のお兄さんの大学のバレーサークルで一緒にやらせて貰っ
ているんだけど
そこの大学のスパイカーの人に煽られたらしくそれが悔しかったから
高さでもパワーでも自分より圧倒的に上の相手のスパイクを止める方法はあるのか
と、烏養監督に聞いたところ
クロがいいのではと言われたらしい
『なるほどね、それで見る専か』
月島「はい、」
ってそれって牛若対策なのでは？
まぁ言ったら違うって言われるだろうし言わないけどさ
とにかくそんな事なら
可愛い後輩を応援してあげるか
『ねぇツッキー私が前教えたやつ木兎に使ったでしょ？』
月島「あ、はい使いました」
『あれさ、1回忘れようか』
月島「どうしてですか？」
『ツッキーは今新しい事に挑戦する、それなら1回無駄なことは忘れた方がいい』
月島「はぁ…？」
『ブロックで1番大切なのは？』
月島「タイミング…ですよね？」
『うん、そうだね、それなら1回それに集中しなきゃ
それに上手くタイミングを合わせられないのに他のこともや
ろうだなんて、下手なやつがやる事だよ』((ニヤッ))
私の煽りはクロの直伝
結構上手い方だと思う
月島「…わかりました、でもすぐに出来るようになります」
『頼もしいねぇ』
そうしてしばらくツッキーと試合を見ていた
この小説をお気に入り追加 (しおり)
登録すれば後で更新された順に見れます 268人がお気に入り
お気に入り作者に追加
違反報告 - ルール違反の作品はココから報告
作品は全て携帯でも見れます
同じような小説を簡単に作れます → 作成
この小説のブログパーツ
作者名：名無しの弁慶 | 作成日時：2021年9月27日 17時
