魔と人間のハーフの子(3) (ページ41)

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〜数分後〜

長尾「終わったぁ〜」

『おつ〜』

長尾「んじゃ帰ろうぜ」

『うい』

長尾「そういや晩飯何食ったん？」

『寝起き豆乳鍋』

長尾「鍋w」

『さっき晴ちゃんに連絡したら雑炊作ってくれるってさ』

長尾「おぉ〜！」

『私は帰ったら寝るかぁ』

景とこうやって夜に一緒に帰るのって

そう言えばあの時以来だよな

確か私が………

『ｯ…！！』

長尾「えっ、お前なんか顔赤くね？」

『な、なんでもない…』

やばい…非常にやばい

今一番思い出してはいけないものを思い出してしまった……

顔が熱を帯びるのを感じる

さっきまでは正常だった鼓動も心做しか早くなっている

何だこれ…なんなんだこの感じ

これじゃあまるで……

長尾「…咲耶？」

『なっなに…！？』

長尾「ｯ……はぁ…」

『え、なに…』

長尾「……………なよ…」

『…景？』

長尾「んあ〜…なんでもね」

『え？』

景はそう言って先に歩いていってしまったが

今、一瞬だけ見えた景の顔が

少し赤かった気が…した

【ほほう…なんじゃ奴ら初々しいのう】

【うふふっ可愛いわねぇ】

【早くくっつかないかしら…】