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31. ページ32

「月尾田さん、これなんだけど…」

『あぁ、それのサンプルなら奥の二番棚です』

「そっか!いつもごめんね助かるよ」

『いえ、これくらいどうってことないですよ』



六月の初めにもなるとこの場所にも慣れ

今では班の皆とスムーズに研究をこなすことが出来ている



真柴「月尾田〜」

『はい、どうしましたか班長?』

真柴「本日結成された合同調査隊のことなんだが…」

『…被害が多発している大型の魔のことですか?』



"合同調査隊"

大型の魔やイレギュラー等が発生した際に

それの祓魔、調査のために特別に結成される調査隊

複数の祓魔師、医療班、官吏、研究員等で結成されるため

結構な大除隊になる



真柴「あぁいきなりで悪いが、その合同調査隊の中にお前を組み入れることになった」

『なるほど…分かりました』

真柴「作戦会議は明後日の午後七時だ」

『はい、了解です』



合同調査隊…

多分景はいんるんだろうなぁ…あの人強いし…

何回か任務に同行したけど

あの時の私、景を現場に連れて行ってただけで

まるで出番なかったし…



「月尾田さーん!ちょっといいー?」

『あっはーい!今行きます!』



いけないいけない

今は研究に集中しなきゃただでさえ人がいないのに

休んでたら溜まる一方になっちゃう


結局その日は丸一日徹夜で家にも帰れず

朝の四時に研究室の椅子で寝た(勿論班の数人も)

仕事の合間に晴へ帰れないと鳩を飛ばしたので

多分心配はないだろう



「月尾田さん…朝っす…」

『あぁ…はい…起きます…』

「おはよう…」

『おはようございます…』



時計を見れば六時半

丁度私の起床時間だ



『私…今日は早めに帰ります…』

「うん…頑張ろう」
↑二徹

「今日こそは帰りたい…」
↑三徹

『とゆうか…班長いつ帰ったんですか…』

「定時ちょい過ぎには帰ってたよ…」
↑一徹

「でもアレで俺らより仕事こなしてるのバケモンだろ…」
↑三徹

『尊敬しかねぇっすわ…』



班長マジパない…



『フッッーーはぁ…私飲み物持ってきます…』

「行ってらっしゃい…」

『皆さんの分も持ってきますんで…休んでてください…』

「マジ神……」

「月尾田さん…ありがとう…」



班長以外、私含め全滅だなこりゃ…とりあえず珈琲でも…

すぐ近くにある給油室で五人分の珈琲をいれ研究室に戻ると

先輩方は黙々と研究を始めていた

音を立てないように全員の机に珈琲を置き

私も自分の席へ座る


今日は絶対に帰る…!

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名無し - はじめまして、コメント失礼します。設定タグをご本人様の名前含め、検索除けタグのみに変更お願いします。デリケートな界隈なので対応のほどよろしくお願いします。変更終わりましたらコメントの方は消していただいて構いません。長文失礼しました。 (2022年5月13日 4時) (レス) id: 2518b8b23d (このIDを非表示/違反報告)

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作者名:名無しの弁慶 | 作成日時:2022年4月3日 23時

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