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「あ!君が新しく入ってくれる月尾田 咲耶さんかな?」
『あ、はい』
しばらく長尾さんと本部の一階フロアで待っていると
私と同じ白衣に腕章をつけた男の人が話しかけてきた
「初めまして、私は特殊医療班の班長をしている真柴 雄平だ、よろしく」
『初めまして、よろしくお願いします』
「うん、じゃあ早速案内したいんだけど……」
すると真柴さんの視線がゆっくりと私の隣にいる長尾さんの方へと向いた
まぁ、確かに祓魔師の人連れてたらそうなるよね
長尾「初めまして、長尾景 祓魔師の者です、今回は月尾田の付き添いとして参っただけなので、どうぞお気にならさず」
真柴「あぁ!はい存じております!付き添いですね」
『……』
いや、あんた誰っすか?
仕事とオフで性格違い過ぎません??
真柴「それでは早速行きましょう」
『はい』
アレだわ、今のでだいぶ緊張とけたわ
うん、もう大丈夫だわ(謎の自信)
真柴「いやぁ、それにしてもほんとに助かるよ、うちは他の班に比べて人が少なくてね、なんてったって特殊医療班だからさ」
『確か、特殊医療班は普通の医療だけでなく魔の攻撃での影響を受けた特殊ケースの研究もしているんですよね』
真柴「そう、だから人も少なくてねぇ、だから今回君が来てくれて嬉しいよ」
『こちらこそ、そう言っていただけて嬉しいです』
班長さんいい人そうで良かった…
でも、他の人もそうってわけじゃないよね…
真柴「着きました、ここが特殊医療班の研究室です」
『……』
長尾「咲耶大丈夫だって、なんかあっても俺が着いてる」
『…うん』
ひと呼吸おいて私はゆっくり研究の扉を掴み
一思いにバッと開く
パーン!!
パパーン!!
すると一斉に聞こえるクラッカーの音
驚いて目を見開くと
そこには数人の医療班の人達がそれぞれクラッカーを鳴らしていた
「「「ようこそ〜!!」」」
『…へ?』
真柴「驚きました?」
『え、いやまぁそりゃ』
真柴「皆貴方が来ると知ってから大喜びでねw、昨日慌てて準備したんだよ」
『あ、え?そうなんですか…?』
真柴「さっきも言った通り、ウチは人が少ない、だからこそ優秀な君が来てくれて皆嬉しいんだよ」
私が来て嬉しい…?
喜んでくれてるの…?
『ッ…!』
長尾「咲耶、良かったな!」
『うん…!』
あぁダメだ
安心しきったのか涙が出てきた
嬉しいな…良かったな…
私ここでいいんだ
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名無し - はじめまして、コメント失礼します。設定タグをご本人様の名前含め、検索除けタグのみに変更お願いします。デリケートな界隈なので対応のほどよろしくお願いします。変更終わりましたらコメントの方は消していただいて構いません。長文失礼しました。 (2022年5月13日 4時) (レス) id: 2518b8b23d (このIDを非表示/違反報告)
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作者名:名無しの弁慶 | 作成日時:2022年4月3日 23時