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弦月「ハーフ?」
長尾「もしかして、魔と人間のハーフってことか?」
『そう…です』
私の答えを聞いて三人は唖然
目を見開いて、数秒ほど固まっていた
ハーフなんて初めて見たのだろう
弦月「晴くん、そんなこと有り得るの?」
弦月さんが甲斐田さんに聞くと
甲斐田さんは少しウーンと考えた後
眉によったシワを軽く片手で伸ばしながら答える
甲斐田「不可能ではないと思うけど…人間と魔の間に子供が出来るのは極めて難しい…もしお偉い様方に知れたら…」
長尾「まぁ…確実に実験材料にされるわな」
『……実験…』
弦月「確かに魔の気配はするけど、結構薄くない?僕景くんに言われるまで気づかなかったよ?」
長尾「確かに、勘が鋭いやつなら分かるだろうが大抵の人間にはわからねぇな」
甲斐田「人間と魔が交わったとしても、魔の力を受け継ぐのは難しいのかもね」
甲斐田さん…もしかして魔について調べてる人なのかな…
だとしたら…私…実験に…
私が少し震えているのが分かったのか
甲斐田さんはフッと微笑むと私の頭をポンポンっと撫でる
甲斐田「大丈夫心配しないで、確かに君はイレギュラーだけど実験台になんかしないよ」
『ほんと…?』
甲斐田さんを見上げると
その後ろから長尾さんが甲斐田さんと弦月さんにガバッと飛びついた
長尾「おう!大丈夫だ安心していいぞ」
甲斐田「長尾!急にびっくりするだろ!」
弦月「ほんとだよ!」
きっとこの人達仲良いんだろうな…
見ていたら分かる
三人の間にある深い繋がり…信頼というものだろうか…?
弦月「とりあえず!しばらくは晴くんの屋敷で安静にね」
長尾「よし!話も一段落したし飯にしようぜ〜」
『……ご飯?』
弦月「何買ってきたの?」
長尾「カレー!」
カレー…?
カレーってなんだ?
甲斐田「ん?どうしたの?」
『えっと…カレーって?』
「「「……は?」」」
え?
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名無し - はじめまして、コメント失礼します。設定タグをご本人様の名前含め、検索除けタグのみに変更お願いします。デリケートな界隈なので対応のほどよろしくお願いします。変更終わりましたらコメントの方は消していただいて構いません。長文失礼しました。 (2022年5月13日 4時) (レス) id: 2518b8b23d (このIDを非表示/違反報告)
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作者名:名無しの弁慶 | 作成日時:2022年4月3日 23時