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16. ページ17

弦月「咲耶ちゃんって髪結ばないの?」

『ん?あぁ…結び方知らないんだよね』

弦月「えぇ!?せっかく綺麗な髪なのに!」

甲斐田「結び方知らないとかあるんだね」

『ずっとなんにもしてなかったから…』



確かに私の髪はすごく長い

最近は家事とかするのに邪魔だから切ろうかと思ったが

それを聞いた弦月さんに真顔でダメだと言われた…



弦月「じゃあ僕が結ってあげるよ!」

『え、ほんと?』

弦月「うん!じゃ、じっとしててね」



弦月さんは私が座っていた椅子の後ろに自分が座っていた椅子を持ってきて座ると

おもむろに私の髪を結び始めた

結構時間がかかるかと思ったがものの数分で弦月さんに終わったよと言われた



弦月「どう晴くん可愛くない!?」

甲斐田「おぉ〜、いいじゃんいいじゃん」

『え、どんな感じになってるの??』

弦月「ちょって待ってね〜、あった!はいコレ」



弦月さんに渡された手鏡を見ると

今まで何もされていなかった髪が綺麗に一本に結われている

長尾さんよりも低い位置で三つ編み…?されていて淡い桜色のリボンで結ってある



弦月「道具もあんまり使わないし、結構簡単なやつだから咲耶ちゃんならすぐに覚えられるよ」

『凄い…弦月さんありがとう』

弦月「うん、どういたしまして」

甲斐田「良かったね、その…似合ってるよ」

『甲斐田さんもありがとう』



弦月さんにお礼を伝えて

私はもう一度手鏡に映る自分を見る



髪って少し変わるだけでだいぶ印象が変わるんだなぁ…

そう言えばこのリボン弦月さんどこから…



『弦月さんこのリボン…』

弦月「あぁソレね、咲耶ちゃんに似合うかと思って買っておいたんだ〜」

甲斐田「確かに、咲耶の髪に合ってる色だね」

弦月「でしょ?この前雑貨屋で見つけて、そのまま購入しちゃった」

『そうだったんだ』

弦月「うん、ささやかだけど僕からのプレゼントかな」

『ありがとう凄く、嬉しい…』



プレゼント…二つ目の大切な私の宝物


これからどんどん増えていくであろう


私だけの思い出



甲斐田「じゃ、買い物行こうか」

『そうだね、色々買わなきゃ』

弦月「え、そんなにもの無いの?」

『そりゃそうだよ、あの時私は買い物の途中だったんだから』

弦月「晴くん買い出しは?」

甲斐田「…研究シテテ…」

『はぁ…ほら行くよ二人とも』



二人の手を引いて私は玄関へと歩き出す

今日は弦月さんも入れて三人分か結構買わなきゃな

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名無し - はじめまして、コメント失礼します。設定タグをご本人様の名前含め、検索除けタグのみに変更お願いします。デリケートな界隈なので対応のほどよろしくお願いします。変更終わりましたらコメントの方は消していただいて構いません。長文失礼しました。 (2022年5月13日 4時) (レス) id: 2518b8b23d (このIDを非表示/違反報告)

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作者名:名無しの弁慶 | 作成日時:2022年4月3日 23時

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