稲荷崎の理想的マネージャーは最強

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その日の夜


第3体育館には


珍しいお客さんが来た





木兎「お？ツッキー今日は仲間連れか？」


月島「はい…？」



体育館の入口には


こちらをジッと見つめる日向の姿が



どうやら影山が一人で特訓を初めてしまい


研磨にも逃げられたから


ここに来たとか




日向「だから…！！」


日向、リエーフ
「「俺も入れてください！！」」


日向「リエーフ！？」


リエーフ「あ、日向！」


来るとは思っとったけど


まさかリエーフが来るとはなぁ


どうせやっくんから逃げて来よったんやろ


黒尾「リエーフ、お前夜久のとこでレシーブやってたんじゃないの？」


リエーフ「ﾋﾞｸｯ…俺…!今日は優秀だったんで早めに見逃してもらいました…！！」


黒尾「ほんとかぁ？脱走してきたんじゃねぇだろうなぁ？」


リエーフ「ダッ…まさか！…そんなぁ…！」



この反応は図星やな


まったく…


困った1年やなぁ



『雛鳥と子猫やな』


赤葦「雛鳥は分かるけど子猫ってサイズじゃないでしょ」


『赤葦、それ遠回しに日向ディスっとるやろ』




黒尾「まぁいいやじゃあ…人数分少し多いが3対3やろうぜ」


月島「えぇ…」


日向「試合だァ！！」


『私審判な〜』



まぁそんなこんなで


チーム決めしたんやけど…




チームネコ

黒尾、月島、リエーフ


チームフクロウ

木兎、赤葦、日向




赤葦「あの…これスゲェバランス悪くないすか」


『凸凹やな…w』


黒尾「いいじゃねぇか！昼間やれない事やろうぜ」


木兎、日向
「「うぉぉぉぉお！！」」


叫びながらコートに入る猛禽と雛鳥と



目が死んどる赤葦…



なんとも言えへん光景やなぁ…



『頑張るんやでママ』


赤葦「誰がママだ誰が…」



いや、そんな睨まんでもええやん






〜それからしばらく〜



白福「そろそろ切り上げないとぉー食堂閉まって晩御飯お預け、ですよ？」


「「「「！？！？！？」」」」



体育館の時計を見れば


もう正直が閉まる1時間前



『そう言えば晩御飯食べてへんなぁ』


黒尾「腹が減っては戦ができぬ…」



なにそれっぽいこと言っとんねん


木兎「うぉぉお！！飯ィィ！！」



みんな食堂に向かう中


まだうち足りないとでも言うように


日向が一人ウズウズしとる



黒尾「チビちゃん、続きは明日、な？」


『明日は私も教えたるわ』ニヤッ


日向「！…オスッ！」




嬉しそうな顔しよって


ほんま素直やなぁ

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