稲荷崎の理想的マネージャーは最強

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烏養「いーや、ドシャット出来んなら願ったり叶ったりだ」



雛鳥がやっと巣から出る決心が着いたみたいやな


それもこれも、昨日のブロック講座の賜物か？




〜1日前〜



鉄くんと私で取り敢えず月島に


簡単なブロックを講座をする事になった



黒尾「まずは意識しろ、指の先まで力込めろ絶対にぶっ飛ばされないように」


黒尾「んで、腕は上じゃなくて前に出せ、前にだ」


黒尾「そんでうるせぇ梟を黙らせろおぉぉ！！」


『1回しょぼくれさせたらほんま楽やで木兎は〜』


木兎「やってみろやぁ！」








まぁ言うても昨日のは基本的な事やし


誰でも出来るっちゃできるけど


身長高い月島がやったら


結構怖いブロックやと思うけどなぁ…？




そして次の瞬間


木兎は月島のブロックから逃げるように


スパイクを強打からフェイントに変え


ボールは惜しくも烏野コートに落ちる




『木兎、今完全に逃げたな』


谷地「え！？そうなんですか？」


『今の月島のブロックは完全なKillブロック、ドシャットするためのブロックだったんよ、』


清水「確かに…いつもより少し前のめりだったね」


『こりゃ…また厄介なもんつついてしもたなぁ』






しばらく経って今度は音駒との試合


だったのだが…



みんな思ったよりも消耗しとるなぁ



烏野にとっては慣れない長期遠征


東京とはいえ


夏は普通に暑いし


気温もどんどん上がる



それに、



日向…最近1回も気持ちようスパイク打ててへんな


大丈夫やろか


……なんも起こらんとええけど


どうせ起こるんやろなぁ…




その通りです☆




日向「おい！今手ぇ抜いたな！！」



あー、今のはなぁ…



おん、今のはちゃうかったなぁ…



確かに今のは


今までやっとった速攻で使うトスじゃなくて


緩やかに放物線を描くトスやった


まぁだとしても


喧嘩はようないなぁ…



あー、ほれ自分がバレーで手抜いた思て影山沈んど…

日向「辞めんな影山っ！！！」



『…！！』



悔しそうな、


苛立った日向の顔






あぁ…そうか…







お前は







強うなりたいんやな






『しゃーないな…もう一肌脱ぐか』






影山も






そのつもりみたいやしな






さっきまで沈んでいた影山はもうおらず




目の前にいるのは




いつものバレーバカの影山






『育ち盛りやなぁ』

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