稲荷崎の理想的マネージャーは最強

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『おーいスイカ持ってきたでー』



山本「こっ狐砦さん！！！」


夜久「ありがとうなA！」


研磨「スイカ…！」


『はいはい順番な』



スイカ相手にこんながっつくなんて


まだまだ子供やな
((人のこと言えない))




私が思っていたよりも早くスイカは無くなり


大皿が一気に軽くなった



いくらなんでも早すぎやろ


私がスイカ持ってきてまだ10分しかたっとらんで…



黒尾「おーいAー」


『ん、なんや鉄くんスイカならもう無いで？』


黒尾「ちげーよ、澤村んとこ行くからお前も来いって言いに来たんですー」


『そういやそんな事を言っとったな』


黒尾「じゃ、早速行くか」


『ラジャー』



確か澤村さんはあっちの方におった気が…



『あ、おったで澤村さん』


黒尾「おう、」




黒尾「あーすまん」


『ドーモお邪魔してすみません澤村さんに御二方も』


澤村「なんだ？」


黒尾「昨日、お宅のメガネくんの機嫌損ねちゃったかもしんない」


澤村「えぇ？」




『かくかくしかじか…』




澤村「へぇあの月島が成り行きとはいえ、自主練に付き合ったのか…」


澤村「で、何か言ったのか？」


黒尾「お宅のチビちゃんに負けちゃうよって挑発を…」


東峰「確かに月島は日向に引け目を感じてるとこあるよな」


田中「それ、関係あるか変わんないっすけどうちの姉ちゃんが…」



田中の話は



お姉さんが月島という名前に聞き覚えがあり



それが烏野が1番強かった時期すなわち


テン兄がいた時に長身の月島という人がいた気がする


との事だった



東峰「え？」


澤村「月島の兄貴が」


田中「あ、でも分かんねぇっすよ？苗字が同じだけの別人かも知んねぇし」


菅原「おーいそろそろ始まんぞー」




月島…どっかで聞いたことある思たら


月島って明光さんの弟か


どことなく似とる気するしなぁ


通りで嫌やない訳や


明光さんには昔お世話んなったし


ちょっとばかし月島に恩返しといこか((ﾆﾔﾆﾔ))




黒尾「Aお前なんか思いついただろ」


『え、よう分かったな』


黒尾「そりゃお前、そんな楽しそうにしてたら誰でも気付くだろ」



頬の緩みを直し


よそ行きのキリッとした顔に戻す


鉄くんはそれを見て少し笑っている



『不謹慎やろか？』


黒尾「んーまぁいいんでないの？」


『ほんならええわ、はよ戻ろ』


黒尾「へいへい」

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