12-ＹＯＵ- ページ12
．
「康二、飲みもん買ってくる」
「おうー？ありがとう俺コーラ」
「Aは？」
振り返った蓮はいつもと変わらない様子で、やっぱり
さっきのは思い過ごしだったのかと感じる。
「あ、お茶で」
「ジャスミン茶？」
「うん。さすが」
私の言葉にふっと微笑むと歩いて公園を出て行った。
その後ろ姿を眺めていると目の前に康二のＴシャツ。
「なあにめめのこと見てんの」
私の頭をクシャッと撫でて隣に座る。
「んー？なんか元気なくない？蓮」
「そうか？いつも通りに見えるけど」
�牴謄丱討�な�瓩覆鵑匿新�な顔して言うもんだから、心配してるのかふざけてるのか分からなくて笑ってしまう。
「それ心配してるの？笑」
「ええ、してるつもりなんやけど！」
「えー？」
二人の笑い声が静かな公園に響いて、静まる。
花火をする事もなくただ夜風と虫の鳴き声に耳を澄ませていた。
沈黙に気疲れすることはない。
「…、」
不意に右手にぬくもりを感じる。
康二の手が優しく重なって指が絡まった。
「…手汗」
「うっさい」
康二を見ると恥ずかしそうに笑って
「……」
またの沈黙。
でも今度は視線が離れることはなかった。
「好きだよ」
不意にそんな事を口走っていた。
「……あかんわ、それ」
ニヤケを我慢しているのか気持ち悪いくらい口を歪ませて、耳を赤くした。
「可愛い」
私の好きな笑顔でそう言って、重なった手に力が入る。身体が自然と吸い寄せられて、康二が近付いた。
ドキドキで固まった私は気付けば康二の腕の中
耳にかかる吐息に甘く脳を痺れた。
．
「俺も大好きやで」
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ななせ.。(プロフ) - 廉桜さん» 笑いました。目黒をどうぞよろしく頼みます。読了ありがとうございました笑 (2022年1月9日 13時) (
レス) id: 2e0fad42fe (このIDを非表示/違反報告)
廉桜(プロフ) - 執筆、お疲れ様でした。僭越ながら、私が目黒を頂いて帰りたいと思います。 (2022年1月9日 4時) (レス) id: 1a19d45977 (このIDを非表示/違反報告)
ななせ.。(プロフ) - さらさらさん» 読了ありがとうございました。ラウくん出したことないので考えてみます＾＾ めめなべは書きやすいので可能性あります＾＾ (2021年7月10日 14時) (レス) id: 2e0fad42fe (このIDを非表示/違反報告)
さらさら - 次作のリクエストしても良いですか？私的にはめめなべラウを出してほしいです！これからも頑張ってください！ (2021年7月10日 14時) (レス) id: f11ff71e6f (このIDを非表示/違反報告)
ななせ.。(プロフ) - ころりさん» ありがとうございます^ ^ 迷走中ですが頑張ります！ (2021年7月8日 8時) (レス) id: 2e0fad42fe (このIDを非表示/違反報告)
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作者名：ななせ.。
| 作成日時：2021年7月5日 18時
