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．
ＹＯＵ
閉じた視線を翔太に合わせて、ようやく自分が今どういう姿勢でいるのかを把握した。
翔太は何も言わずにただ私を見ているだけで
話すことも動くこともしなかった。
電気を消したせいでやけに色気じみた空間になる
動こうと思ってもこのままじゃ翔太がいて起き上がれない。
「しょう、た？」
「いい加減どいてよ」
空気を明るくしようとなるべく平静を装って声をかけても翔太はボーッとしたまま。
「ねえ、翔太」
この姿勢は気持ちが持たない。
胸を軽く押し返すと、頭と背中に回った翔太の手に力が入りふわっと浮く身体。
軽々持ち上げられて元に戻った姿勢。
ほっとしたのも束の間だった
回った手は離れるどころか翔太のほうに引き寄せられる。 状況を理解するより先に私は翔太の香りに包まれていた。
…え。
抱きしめ、られてる？
頬に当たる翔太の髪がくすぐったい。
頭に回っていた左手はゆっくりと私の肩を包み込んで更に距離を近くさせた。
「翔太、どうしたの？」
控えめに聞いた質問に答えは返ってこない。
展開が気になるはずの映画のことなんて頭になくて、流れる流暢な英語とBGMはノイズと化す。
「返事、してよ…」
気付けば心臓の音が翔太にも聞こえちゃうんじゃないかってくらい早く大きく鳴っている。
小さく息を吸う音が聞こえた後翔太の声が出て甘く呟く。
「拒否しないの？」
「…ぇ」
「あの日みたいに、�猯イ靴騰瓩辰堂，景屬気覆い痢�」
図星を突かれた。
�猩，畔未譴伸瓩修Ω世┐覆い里蓮△泙析，紡个垢觝甍�感が消えないのと翔太の気持ちを知っていてそんな事言えないって思う偽善心。
「言ってよ。言ってくれないとずっとこのままだよ」
座っているから顔の位置が近くて声がいつにも増して響かけてくる。
離さないで、このままでいたい。本音が言えない私たちの間にまた沈黙が訪れる。
彼氏がいるのに他の人を受け入れている私を、翔太は軽いって思うだろうか？
それでも私はまだこの腕の中に包まれていたくて、
「……ずるい、本当」
拒絶しない私の肩を抱く力に優しく、切なく、力がこもった。
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ななせ.。(プロフ) - yukiさん» ありがとうございます^ ^これから切なさヒートアップしていくのでお楽しみに^ ^ (2020年4月17日 8時) (
レス) id: 556b37bac5 (このIDを非表示/違反報告)
yuki(プロフ) - すごくキュンとします！せつないけど幸せになってもらいたいです(>_<)更新楽しみにしてます！ (2020年4月17日 1時) (レス) id: b6de7731d0 (このIDを非表示/違反報告)
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作者名：ななせ.。
| 作成日時：2020年4月14日 16時
