DAY 19 ページ19
．
「失礼しましたー」
進路指導室の扉を閉めれば一気に気が緩む。
たっぷり三十分、担任と進路のことについての面談を終えればもう太陽は夕陽に変わっていた。
帰るかー…
長い廊下に居残りをしている生徒の声がちらほら響いてくる。
ﾌﾞｰｯﾌﾞｰｯ
スマホのバイブに足を止めてスマホを開く
【康二】
【まだ学校？進路指導終わった？】
『終わった、今から帰るとこ』
【課題学校に忘れた！バイト先持ってきてほしいお願い】
変な雪だるまが大泣きしているスタンプがともに送られてきた。
ちょうど俺は自分の教室の隣。
「はぁー…」
持ってってやるか…
。°。°。
学校近くなかったらぜってー行ってねえからな…感謝しろよ…
そんな事をぶつぶつ唱えながら歩けば
あっという間にあのカフェが見えてくる。
扉を開けばコーヒーの芳しい香り。
「いらっしゃ、、めめ！」
俺を見て目を輝かせながらカウンターから出てきた康二
「優しく目黒くんが持ってきてやったぞ」
「うわーほんま神！ありがとう〜
ドリンクサービスします座って座ってー！」
ノートを受け取るなり俺を強引にカウンターに座らせる。
「アイスコーヒーで」
「はいよー！あ、めめあのな」
康二が何か言いかけたことは
厨房から出てきたスタッフによって遮られた。
「康二〜、卵のストックって何処にある？」
「…あ」
ふんわり茶色い髪に塩顔イケメンな店員さんは見覚えのあるあの男
「え？裏になかった？ちゃんと探したしょっぴー」
「まじでその呼び方やめろ」
「はーいごめんごめん翔太くん」
朝、Aちゃんといた人だ
康二からずれた視線が俺を捉えて
向こうもハッとした顔をする。
「あ、Aの知り合いの人」
「どうも」
お互いを探り合い、ぎこちなく頭を下げた直後
ドアベルがなって客が来た事を知らせる。
「いらっしゃい！Aちゃん！」
康二の声が明るく響く。
…なんだか嫌な予感がする
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ななせ.。(プロフ) - れいなさん» この小説のオチは目黒くんなのでお楽しみに^ ^ 次作はどちらかです (2020年4月14日 14時) (
レス) id: 556b37bac5 (このIDを非表示/違反報告)
れいな(プロフ) - いつも楽しく読ませてもらってます。オチは目黒くんがいいです。 (2020年4月14日 12時) (レス) id: 73aac7605f (このIDを非表示/違反報告)
ななせ.。(プロフ) - ごぼうしゅうさん» 貴重な両オチのご意見ありがとうございます^_^ どうなるかわかりませんが良ければ次作も見に来てください！ (2020年4月14日 11時) (レス) id: 556b37bac5 (このIDを非表示/違反報告)
ななせ.。(プロフ) - さまさん» キュンキュンさせれてるか不安だったので有り難いです(;_;) 楽しみに待っててください^ ^ (2020年4月14日 11時) (レス) id: 556b37bac5 (このIDを非表示/違反報告)
ごぼうしゅう(プロフ) - いつも更新楽しみにしてます！目黒くんも渡辺くんもどっちものオチも見たいので、もしよかったら両方とも作って下さると嬉しいです！ (2020年4月14日 5時) (レス) id: 35c40b1b60 (このIDを非表示/違反報告)
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作者名：ななせ.。
| 作成日時：2020年4月9日 17時
