DAY 17 ページ17
．
ありがた迷惑な土日はあっという間に過ぎて
やっと月曜日。
回復しない天候は今日まで引きずっていた。
７：０５
雨の日は道が混むからバスが遅れる事なんてザラだ。今日も遅れてやってきたバスに乗り込む。
奥に進もうとして気付いたのは、いつもAちゃんが座っている席にいつもは乗っていない雪校の制服を着た男子が座っていたこと。
…珍し、Aちゃんこっち来てくれるかな
そんな事をぼんやり思いつついつもの席に座る
いつも通り一番最後に乗ってきたAちゃん。奥に進みながら探った視線で俺を見つけるとにっこり笑って静かに口が動く
�爐�はよう��
俺が挨拶を返すより先に男の声が重なった。
「A、おはよう席取っといた！」
「おはよう、ありがとうここいつも座ってるところ笑」
「知ってる。だからここにした笑」
�爐気垢�翔太�疚樵阿埜討唸腓Δ曚豹凸�な間柄そうな相手。Aちゃんはそいつの隣に座ってしまった。
さっきの雪校生はAちゃんの知り合いだったらしい。
「発車しまーす」
動き出す車体。
気持ちが黒く淀んでいく。
人と人の間に見える二人の姿。
何を話しているのかわからないけど
俺と話す時とは違う表情をしている気がするんだ。
彼氏？…いや居ないって言ってたし
友達？…男の方は絶対好意あるよな
…好きな人？
考えたくない可能性
それでも考えてしまうのは二人がお似合いだと感じてしまっているから
「……」
目を閉じてモヤモヤする気持ちを払拭しようと専念する。早く二人の最寄りに着かないかな
バスの揺れに身を委ねていると、いつの間にか眠いっていたらしい。
と言っても、十分程度しか経ってなくて
反射的に目を開けると前の人は降りたらしくさっきよりも良くなった見通し。
Aちゃんは珍しく眠っているのか
もたれるところない首は不安定にコクコク動いていた。
…かわい
そんな事を思ったのも束の間、隣の男に目をやるとそんな彼女を俺よりも近くで愛しそうに見ていて。
そんな姿に呆れたように優しく微笑んだ彼は
Aちゃんの頭をゆっくり自分に引き寄せると肩にもたれ掛けさせた。
その瞬間今まで感じたことのないほどの強い嫉妬と胸の痛みが襲った。
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ななせ.。(プロフ) - れいなさん» この小説のオチは目黒くんなのでお楽しみに^ ^ 次作はどちらかです (2020年4月14日 14時) (
レス) id: 556b37bac5 (このIDを非表示/違反報告)
れいな(プロフ) - いつも楽しく読ませてもらってます。オチは目黒くんがいいです。 (2020年4月14日 12時) (レス) id: 73aac7605f (このIDを非表示/違反報告)
ななせ.。(プロフ) - ごぼうしゅうさん» 貴重な両オチのご意見ありがとうございます^_^ どうなるかわかりませんが良ければ次作も見に来てください！ (2020年4月14日 11時) (レス) id: 556b37bac5 (このIDを非表示/違反報告)
ななせ.。(プロフ) - さまさん» キュンキュンさせれてるか不安だったので有り難いです(;_;) 楽しみに待っててください^ ^ (2020年4月14日 11時) (レス) id: 556b37bac5 (このIDを非表示/違反報告)
ごぼうしゅう(プロフ) - いつも更新楽しみにしてます！目黒くんも渡辺くんもどっちものオチも見たいので、もしよかったら両方とも作って下さると嬉しいです！ (2020年4月14日 5時) (レス) id: 35c40b1b60 (このIDを非表示/違反報告)
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作者名：ななせ.。
| 作成日時：2020年4月9日 17時
