27 ページ27
．
きっと、焦っていた。
「……、」
翔太がAに告白するって言ったの聞いて
�犲茲蕕譴覘瓩辰突祥気�無くなった
見下ろしたAは、怯えたように顔を強張らせ言葉を出せないでいた。
なのに潤んだ瞳はずっと俺を映していて
小さな声で俺の名前を呼ぶ
「めぐろ…」
「お前が、」
「俺のことそういう風に見てないことも」
「翔太が好きなのも分かってて言ってるから」
Aの想いが俺の耳に入る前に自分の言葉を重ねる。
こんな状況でも頬が少し赤らんだ顔可愛いと思ってしまう。
「…もう遅いから今日ここで寝ろ」
「俺弟の部屋で寝るから」
これ以上近くにいて我慢できる自信がない
掴んだ腕と絡んだ視線から解放してベットを下りる。
部屋を出ようと歩き出すと後ろからAが俺を呼び止める声。
「おやすみ」
聞こえないふりして部屋を出て扉を閉めた。
「……はあ」
さっきから、キモいくらい早く動く心臓のせいで息苦しさを覚える。
Aに触れた感覚や熱がまだ手に余韻を残したまま。
その感触を消すように掌を握りしめた。
「…気まずくなっちゃうかな」
自嘲気味に溢れた笑み。
その夜はやっぱり眠れなくて
まだ薄暗い夜明け直後
�爐�邪魔しました�當錣良�屋の扉の向こうで小さなAの呟き。
寝たフリをして返さなかった返事。
その数十秒後、玄関のドアが閉まる音が遠くで虚しく聞こえてきた。
この小説をお気に入り追加 (しおり)
登録すれば後で更新された順に見れます 1667人がお気に入り
お気に入り作者に追加
この作品を見ている人にオススメ
この作品を見ている人にオススメ
「SnowMan」関連の作品
違反報告 - ルール違反の作品はココから報告感想を書こう！(携帯番号など、個人情報等の書き込みを行った場合は法律により処罰の対象になります)
ののか(プロフ) - めちゃめちゃめちゃよかったです！！これからの作品も楽しみにしています！ (2020年5月18日 22時) (
レス) id: 1bfb93b16d (このIDを非表示/違反報告)
ななせ.。(プロフ) - 名無し2580号さん» 次作も楽しんでいただけるよう頑張ります^_^読んでくださりありがとうございました！ (2020年4月7日 8時) (レス) id: 556b37bac5 (このIDを非表示/違反報告)
名無し2580号(プロフ) - 完結おめでとうございます！この話も大好きでしたが、刺激的な目黒くんも見てみたいです！次作も楽しみにしてます(*^^*) (2020年4月7日 1時) (レス) id: 0efd09d6a0 (このIDを非表示/違反報告)
もも(プロフ) - ななせ.。さん» もちろんです！楽しみにしてます！ (2020年4月6日 13時) (レス) id: 6e964c5261 (このIDを非表示/違反報告)
ななせ.。(プロフ) - ももさん» キュンとさせられていたらとても光栄です(;_;)次作もよかったら観に来てください^ ^ (2020年4月6日 12時) (レス) id: 556b37bac5 (このIDを非表示/違反報告)
作品は全て携帯でも見れます
同じような小説を簡単に作れます → 作成
この小説のブログパーツ
作者名：ななせ.。
| 作成日時：2020年3月28日 21時
