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．
あれは目黒だったのか
うる覚えの声と匂いに感じた懐かしさはやはり馴染み深い彼のものだった
保健室を出た私は明日提出の課題ノートを取りに行くために教室へと向かった。
階段を上がり長い廊下を歩く。
フロアはシンと静まり返っていて
窓の奥のグラウンドでサッカー部が練習している声が遠くに聞こえる。
さっきよりも軽くなった身体と反比例しまとわりつく心のもやもや。
どうして二人は私なんだろう…
どうして目黒はまた私を、
近付く教室。違和感を覚えたのはそこから人がいる気配を感じたから。
少しだけ開いた引き戸。一部ガラス張りになった所から教室を覗くと、そこには向き合って話す男女二人。
目黒と隣のクラスの女の子。
入る事をやめたのは耳に飛び込んできた女の子の台詞のせい。
「目黒くんが好きです…
良かったら付き合ってほしい、です」
顔を赤くして俯いてしまった女の子は、学年でも可愛いと噂されている子で
目黒が去年同じクラスで当時確か可愛いって言ってた子だ
�猊佞�合っちゃうのかな��
急に浮かんだ思いは呼吸を浅くして胸を締め付けた。
なに、この気持ち
何て答えるの？
�爐いい茘瓩覆鵑童世錣覆い�
こんな事私が思う権利無いのに、ずるい気持ちが溢れてくる。
「ごめん」
はっきりと覚悟が込められた目黒の声
「…好きな人、いるの？」
今にも消えかけそうなその質問の答えに緊張したのは私も同じだった。
目黒は窓の外に目を移して少し黙り込む
どんな表情をしているのかここからじゃよく見えない。
辛うじて聞こえたその答えはいつもの威勢がない声で呟かれた。
「いるよ。
叶わないかもだけど」
ねえ目黒、もし私がその気持ちに応えたら
今度はもっと上手に恋人同士になれるかな？
．
「それでも好きなんだ」
女の子の方を見てそう言った目黒の顔は
とても優しく微笑んでいた。
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ののか(プロフ) - めちゃめちゃめちゃよかったです！！これからの作品も楽しみにしています！ (2020年5月18日 22時) (
レス) id: 1bfb93b16d (このIDを非表示/違反報告)
ななせ.。(プロフ) - 名無し2580号さん» 次作も楽しんでいただけるよう頑張ります^_^読んでくださりありがとうございました！ (2020年4月7日 8時) (レス) id: 556b37bac5 (このIDを非表示/違反報告)
名無し2580号(プロフ) - 完結おめでとうございます！この話も大好きでしたが、刺激的な目黒くんも見てみたいです！次作も楽しみにしてます(*^^*) (2020年4月7日 1時) (レス) id: 0efd09d6a0 (このIDを非表示/違反報告)
もも(プロフ) - ななせ.。さん» もちろんです！楽しみにしてます！ (2020年4月6日 13時) (レス) id: 6e964c5261 (このIDを非表示/違反報告)
ななせ.。(プロフ) - ももさん» キュンとさせられていたらとても光栄です(;_;)次作もよかったら観に来てください^ ^ (2020年4月6日 12時) (レス) id: 556b37bac5 (このIDを非表示/違反報告)
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作者名：ななせ.。
| 作成日時：2020年3月28日 21時
