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six . ページ7

No side .




「これで準備OKなの!!皆!明後日はクリスマスだからパーティがあるなの!是非参加するなのー!」




エマの大きな声が食堂に響く

その文字列を聞いた途端騒ぎ出すのは、未成年の彼女ら
…ではなく酒の入った大人達




「クリスマスだとよ!これは酒が進むわねえ、ホセ?」

「ああ、そうだねデミ。そういえば皆クリスマス当日は誰と過ごすのかい?」




泥酔状態のままみんなの元を巡っては色々な事情を聞き出そうと回る2人の顔は衣装よりも赤くなっている
かと思えば、2人はイライに近付いて顔を覗き込んでいた

「イライはどうなんだい?一途な君には予定なぞないのだろうけど聞いてみるよ!笑」


少しバカにしたようにデミが話しかけると、彼はいかにもノーダメージだ、とでもいうように「ありますよ、予定くらい」と返す
何処かの全く関係ないはずの女に大ダメージがはいる音がした















『いらいしゃんは誰と予定入れてるんれすか〜!!!』






ドン!と大きな音を立てて拳を落とす彼女の傍には介抱の為集まった女性陣が心配そうに座っていた
普段イライに対してなかなか堅苦しさが抜けない彼女が彼を名で呼ぶのは酔っている証なのだと皆分かっている


『あたしがイライさんと一緒にすごすんれす!』



バッと大皿から食べ物を大量に食べていく彼女を慌てて止める未成年の2人
男性陣は酔ってみな夢の中故、誰も起こすことも出来ずAを部屋まで運べないまま時が過ぎていた




「困ったわね、、Aを誰か男の人に運んでもらいたいのだけれど。」


ため息をつく空軍の前でけらけらと笑っていた踊り子の彼女がふと思いつきのように発言した







「イライ呼べばいいじゃない、あの人どうせまだ起きてるわよ。おじいちゃんみたいに早起きの癖に夜は結構深くなるまで起きてるんだから。」

皆が確かにと思い実行に移すまで大した時間はかからなかった






















「もう少し危機感というものを…。いや今の彼女に言うのは野暮か」




午前1時頃、女性陣に呼ばれ薄暗い廊下を歩く占い師の姿

彼女は、知らぬ間に彼の腕の中に収まっているとは露知らず深い眠りについていた

seven .→←five .



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設定タグ:identityV , イライ・クラーク , 第五人格   
作品ジャンル:恋愛
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作者名:そら | 作成日時:2022年10月23日 15時

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