絵心の妹愛されてます (ページ43)

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第42話ページ43

潔side

『ねぇ潔くん、』

潔「ん？」

『蜂楽くん私について何か言ってた？』

潔「え、」

うわ、どうしよう、丁度前に蜂楽から相談を受けていたから、俺はどう反応すればいいのかわからない。

潔「あー、特に...」

『そう....』

Aがすごく悲しそうな顔をしてる。

潔「...なんかあったのか？」

『あー、あのね、私蜂楽くんから避けられてる気がして』

違う！そういう事じゃない！とツッコミをしたかったけれど、俺はそれを抑えて座り直した。

潔「蜂楽はAの事嫌ってるわけじゃないと思うぞ」

『そうなの？じゃあなんで？』

潔「なんでって、そりゃ...」

う、そんな知りたそうな顔でこっちをみないでほしい。

俺がうんうん唸っていると、突然ドアから成早が飛び出してきた。

成早「お姉ちゃん、」

『あ、朝日』

『ねぇ朝日、前も聞いたけど、どう思う？蜂楽くんの件について。』

おいおい、それ他のやつに言っていいのか？と俺は思ったけど、Aが戸惑いもせず成早に事情を話し出したので俺は止める暇もなかった。

成早「...ねぇ、なんで気づかないの、我牙丸のこともその調子じゃ分かってない？」

『我牙丸くん？』

嫌な予感がしてきた。

成早が我慢していたものを全て吐き出すように言った。

成早「我牙丸だってお姉ちゃんのこと好きなのにさ！」

『.....へ？』

やっちゃった。とでもいうかのように、成早の顔が引き攣った。