絵心の妹愛されてます (ページ27)

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第26話ページ27

『...雷市くん、助けて』

雷市「は、？どういう状況だよこれ！！！！！！」

暑い暑い言いながらいち早く起きてきた雷市くんに私は助けを求めた。

『あ、あの私もよくわかんないんだけどね...とにかく助けて、蜂楽くん全然動かないの』

雷市「ﾁｯ､めんどくせぇな...」

頭をガシガシと掻いた後、文句を言いながらも蜂楽くんを引っぺがしてくれた。

『ふぃー、助かったあ。ありがとう雷市くん』

雷市「つーかこいつ、何考えてやがんだ」

すごい。あんなに力強く剥がされたのにまだ蜂楽くんは寝息をたてている。

『雷市くん起きるの早いね、』

雷市「悪いかよ」

なんで睨むの？！

『そんなこと言ってないじゃん...』

雷市「ﾁｯ、余計な時間使っちまったじゃねーかよ」

『あ、そうだ』

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雷市side

今日はなんか寝苦しくて早く起きちまった。
隣から唸り声が聞こえてくるのも原因だ

(うるっせーな...なんだよ...)

A「あ、ら、雷市くん！助けて！！」

雷市「あ？」

どういう状況だよこれ。
なんであの女に蜂楽が抱きついてんだよ。

雷市「何してんだお前ら」

唸ってたのコイツかよ。ﾁｯ、起こしやがって。

A「お願い〜！助けて！蜂楽くんが離してくれないの！！！！！！」

めんどくせぇな。この女が来てからろくなことがねぇ。