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56.おぶってくれたのは ページ7

Aside



私と同じくらいゲームに弱い慧人くん

だけど、お酒には結構強いみたいでまだ余裕そうに笑ってる



まだまだ続くゲームに、そろそろ酔いも回って疲れてきた



美「あー!またAちゃんミスしたー!」


「ごめん、ちょっと休憩させてもらっていい?」




美「えー!つまんなーい!…じゃあこれ飲んでからね!」


はい!と渡された4杯目



ちょっとまって、ほんとにむりかも、、




美「はい、一気一気!」


コールの先人を切って、楽しそうに笑ってる美穂ちゃん



これ飲まなきゃ終われない…



ウィスキーが入ったグラスを掴もうとした時だった



後ろから誰かの手が伸びてきて、目の前からグラスが消えたのだ




振り向けば、黎弥がウィスキーを一気に飲み干していた





黎「終わりにしよ〜、もういい時間だし」



大「だな〜そろそろ終わろっか〜」



徐々にお開きに近づく中

美穂ちゃんはつまんなさそうで、顔をしかめて私を見てる



だけど、今はそんな事どうでも良くなるほど頭がフワフワしてる



ちょっとお手洗いに…
そう思って立った瞬間、体中に酔いが回って上手く歩けなかった




「わっ……」


黎「ちょ…危ない」



黎弥…?

また、助けてくれた。




澤「え?A?大丈夫?」




向こうからこちらの状況が見えたのか、走って駆けつけてくれた夏輝くん



「らいじょーぶ!」


心配させないように、頑張って笑顔で顔を上げた




澤「それ俺じゃなくてなっちゃんね」



視界がグラグラしてるせいで、誰が誰だかわかんない




澤「はぁ……帰るよ〜A〜」



黎「あ、いいよ。家近いし俺が送る」




澤「いや、黎弥にAは任せたくないかも」




黎「…は?それってどういう意味?」



大「まぁまぁまぁ!一旦Aちゃんおぶってあげた方がいいんじゃない?」








ここまでの会話はなんとなく聞こえてた。







次の日の朝、目を開ければ見慣れた部屋に見慣れたベッド

ちゃんと家まで送ってくれたんだ。




あの後、誰かにおぶられて、タクシーに乗せてもらったところまではなんとなく記憶にある…




誰だっけ……




スマホを探せば、その誰かが
充電器までさしてくれていることに気づく


「…やっさしぃ、、」


1人でボソッと呟いて、画面を開く




夏輝【おはよー
二日酔いなってない?】



1時間くらい前に届いてたラインに目を通した

57.なんだ…→←55.飲みゲー



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まこ(プロフ) - あたさん» ほぼ半年間放置していてすみませんでした(T_T)頑張って更新していこうと思います!! (2月18日 19時) (レス) id: b045a16707 (このIDを非表示/違反報告)
あた(プロフ) - 更新ありがとうございます\(^o^)/最高な小説で楽しみです♪ (2月18日 9時) (レス) @page8 id: d79f1a599c (このIDを非表示/違反報告)

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作者名:まここここ | 作成日時:2023年9月26日 0時

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