ネコみたいな〜瀬口黎弥〜 (ページ50)

今日:9 hit、昨日:103 hit、合計:24,701 hit

50.オファーページ50

Aside

頼んだレモンサワーが運ばれ、もう一度皆で乾杯をした

乾杯をしたのはいいんだけど何で私がこの集まりに居るのだろうか、

目の前にいる夏輝くんにそれを聞きたくて、タイミングを伺っているが隣に居る颯太くんとずっと喋ってるから聞こうにも聞けない

颯「どうしました？」

私が2人をずっと見てたからなのか颯太くんが声をかけてくれた

「…あ、えっと何で私ここに呼ばれたのかなって」

颯「あ、そうやん何も言うてないわ！大樹くん！Aさんに説明しないと！」

大「そうだった、誰も何も言ってない事に気づかないってやばいね笑」

ってなんか笑ってるけど
リーダー笑ってる場合じゃないのよ。と心の中でツッコミを入れた

大「Aちゃんに今日はお願いがあって」

「お願い？」

世「次から始まるファンタのツアーに女性のダンサーも入れようって事になったんだけど」

大「Aちゃんに帯同してもらいたくて、オファーするために呼んだの」

颯「本来だったら事務所通してオファーするんですけどね、澤さんがAだったら本人呼んだ方が早くないっすか？て」

颯太くんの言葉でニヤニヤニコニコする夏輝くん

「なるほど……メンバーさん居るって言わなかったのもわざとか」

澤「メンバー皆居るって言ったら絶対来ないじゃんA」

それもそうだけど、、、

大「まあ、前向きに考えてくれたら嬉しいけど返事はまだ待つから、ゆっくりでだい…」

「やります」

佐藤さんの言葉を遮ってそう言えば、メンバーさん達みんなの視線を一気に集めた

夏「まじっすか！？」

世「まじか〜盛り上がるねえ〜」

大「即答！？ほんとにいいの！？」

「はい、全然やります」

自分にとってマイナスにはならない、むしろたくさん学べることもあるだろうしレベルアップに繋がる

そんな良いチャンス逃すわけが無い

ダンス魂に火がついた瞬間だった

詳しく聞けば、メンバーさん8人に女性ダンサー8人、ペアになるようにするらしく、私の他にもあと7名の女性ダンサーさんに声を掛けているようだった

世「Aありがとう〜」

「こちらこそ、声を掛けてくださってありがとうございます」

大「やっべーめちゃくちゃいいツアーになりそうな予感！よっしゃー今日は飲むぞー！」

そう叫んだ佐藤さん、その隣の黎弥を見れば一瞬だけ目が合ったが、すぐに逸らしてまた知らない振りをした。