ネコみたいな〜瀬口黎弥〜 (ページ44)

今日:23 hit、昨日:103 hit、合計:24,715 hit

44.フォロバページ44

Aside

午後から仕事がある夏輝くんは、一旦自宅へ戻るため喫茶店で別れた。

まだ日が登りきってない少し涼しい街中を歩いて帰り、自分のマンションが見えてきたたところで、おそらく出勤中であろう黎弥にばったり会った

黎「あれ、おはよ。朝から何してんの？」

「おはよー。夏輝くんとモーニング行ってきたその帰りだよ」

黎「夏輝くんと？朝からまた会ったの？」

「んーん。泊まったからそのままご飯食べにいったんだよ。うちに食べるものが無さすぎて」

黎「……へぇ。泊まったんだ。」

「…？今から仕事？」

黎「そ。今度颯太とバラエティ出るからその打ち合わせ」

「そうなんだ。頑張ってね、いってらっしゃい」

黎「うん、ありがと。行ってきまーす笑」

途中なぜか笑顔が無くなった黎弥を不思議に思いつつも、最後にいつものニコニコな黎弥を見て安心した。

家に帰ってからは特に何もすることは無く、ただゴロゴロと夕方まで過ごした

レッスンの時間が近づき、軽く化粧をして動きやすい服装に着替え、キャップを被った。

家を出る前にスマホをチェックすれば、昨日からずっと増え続けてるインスタのフォロワー

堀さんがストーリーを上げたあと、玲於と隼までストーリーにダンス動画載せたから更に通知が止まらなくなった。

おまけに、まだ1つしか出していない投稿にコメントがたくさんついた

" なっちゃんとどういう関係なんですか🥺 "

" 玲於くん達といつからの知り合いですか😳？ "

などなど……反響がすごい。

さーっと適当にフォロワー欄を見ていると、黎弥からフォローが来ていたことに気づいた

全然気づかなかったや、返しとこ、、

「あ、時間やば」

呑気にインスタを見ていたらレッスンの時間がやばい事に気づき、スタジオまでを急いだ。

スタジオに着いて早々、生徒にもインスタの事で騒がれた

「Aさん、誰がタイプですか！？」

「ほっしー先生は、意外と慧人さんとか似合いそう！！」

「私は、玲於さんがお似合いだと思うけどなあ」

なんて、生徒にいじられてる私

そんな事もお構い無しに、やっぱり皆LDHの人達知ってるんだー。なんて玲於たちの有名人っぷりに関心していた

「はい、レッスン始めまーす」

その言葉で生徒達は、さっきとはまったく別人の表情を浮かべ切り替えてくれた。