ネコみたいな〜瀬口黎弥〜 (ページ5)

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5.パスタページ5

Aside

澤「A、飯行かない？」

「……行く」

リハ室へ戻り
リュックを背負い、キャップを被った

「今日は本当にすみませんでした。お疲れ様でした」

リハ室を見渡せば、瀬口さんと大樹さんの姿はない

世「Aが謝ることないでしょー、うちの黎弥がごめんね、次のリハまでには頭冷やさせとくから」

そう言ってくれた世界さん

世界さんが謝ることじゃないんだけどなー。

「…それではこれで失礼します。お疲れ様でした」

澤「あ、ちょっと待って〜じゃあお疲れ様でした〜」

颯「えっえっえっ？なんで澤さんもほっしーさんと一緒に帰ってんねん笑」

澤「Aと飯〜」

ｶﾞﾁｬﾝ

中からはメンバーさん達の、「え！？いいなー！」という声が聞こえた

「メンバーさんたち誘わなくて良かったの？夏輝くんとご飯行きたかったんじゃない？」

澤「相変わらず鈍感だね〜Aは。」

「え？どういうこと？」

澤「いや何でもない、早く行こ腹減った〜」

スタスタ歩いていく夏輝くんを追いかけた

徒歩30分くらいで到着したのは、オシャレなパスタ屋さん

久々にこんなに歩いたよ…疲れた

澤「なんか、へばってない？」

「最近タクシー移動ばっかだったから、足パンパンだよ」

澤「あーごめん」

とヘラヘラしてるこの男、絶対ごめんなんて思ってない

……まあいいんだけどね、運動になったし

「うわぁ、、おいしそう」

さっそくメニューを開けば、おいしそうなパスタがたくさん

澤「どれもめっちゃ美味いよ」

「決めた、カルボナーラ」

澤「早っ笑A、昔から決断力すごいよね」

「早く食べたいじゃん」

澤「食いしん坊」

また、ハハッ！って笑ってる、

夏輝くんは昔からよく笑うよなー、私とは真逆だ

呼鈴で店員さんを呼び、注文を済ませた夏輝くん

澤「……Aさ、」

嫌な予感

「またあいつの話するなら帰る」

そう言うと、頬杖ついて1点を見つめ、何かを考えてる顔

なんでそんなに聞きたいのかわからない

所詮他人のことなのに。

「き…今日、ファンタの事すごいって思ったよ」

沈黙が嫌で、なんとか別の話題を作った

澤「…あからさまだな〜笑
どんなとこがすごいって思ったの？」

頑張って話題振ったのバレてたか…なんか恥ずかしいな