35.高鳴る ページ35
Aside
ｶﾞﾁｬ
？「えー！本当にA居る！」
曲を流そうとした時、ノックも無しに入ってきた人達
「うわ、玲於だ……」
隼「僕もいまーす！」
PGのときによく話してくれた2人
話したって言っても、基本玲於はいじってくるし
隼は、ずっと一人で喋ってた
玲「お前ら〜俺らに内緒でコソコソと！」
夏「ぐはっ！すいません玲於さん！笑」
後輩に軽く羽交い締めをしてだる絡みしている玲於
それを少し嬉しそうにしながら謝っている堀さん
「玲於も隼も何しに来たの」
隼「Aの社内での目撃情報聞いて探し回った！」
「暇なの？丁度振り通そうと思ってたのに邪魔しないでよ本当、」
玲「え、またファンタの新曲Aのコレオ？」
夏「あ、いや、ただの個人レッスン的なあれです」
「もういい？」
玲「いや、俺も踊る。教えて最初から」
「え？」
隼「俺もやる〜いいよね？」
そう言って、隼は慧人くんの方を見て圧をかけた
慧「ああ！はい！」
ほんと、パワハラだよパワハラ。
「2人ともやるんだったらパッと覚えてね」
玲「はーい」
隼「うす！」
結局、玲於と隼も参加することになり、言った通りパッと振り付けを覚えてくれた。
玲「これ構成付けようよ」
「えー、今から？」
玲「じゃあ構成は俺が考える。Aはこん時にこっちへ移動して……」
どこに出すでもないコレオを5人で試行錯誤して、イントロから最後まで1曲、約3分間のコレオが出来上がってしまった。
気づけば時間は、夜の7時を回っていた。
もう既に5時間は踊っている
玲「よし、最後に動画撮ろ」
隼「誰かに撮ってもらう？」
夏「あ、じゃあ僕誰か呼んできます」
堀さんがスタジオを出て待つこと1分
ｶﾞﾁｬ
ドアが開く音がして、そちらを見れば入ってきたのは
黎「お疲れ様でーす…え、A？なんで？」
「個人レッスン…的な？」
なんでだろ、、すごく胸が高鳴ってる
なんで？心臓のバクバクがすごい
黎「……へぇー、」
隼「じゃあ、こっから撮って！A、音楽よろしく！」
「あ…う、うん」
心臓のバクバクを無視して、踊ることに集中した。
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作者名：まここここ | 作成日時：2023年5月27日 23時
