16.体入 ページ16
Aside
メンバー「ありがとうございました！」
「お疲れ様でした」
あっという間に2日間の振り落としが終わった。
世「また何か振り付けお願いするわ〜」
「はい、いつでも」
夏「…あの、ワークショップとか開く予定は無いんですか、？」
「…ん〜今のところ考えてはないんですけど、、呼んでくれたら全然一緒に踊りますよ」
夏「え、個人的に誘っても良いんですか、？」
「ぜひ」
そう言えば、よっしゃ！と凄く笑顔になっている堀さん
私のダンスをこんなに好きで居てくれてる人が居たんだ……
凄く嬉しい
慧「僕もお願いします！」
世「とりあえず、皆Aと連絡先交換すれば？」
その言葉で私の数少ないラインの友達は、瀬口さん含め一気に6人も増えたのだ。
あ、そろそろ時間、、
「じゃ、じゃあこれで失礼します。2日間ありがとうございました。お疲れ様でした」
そう言ってお辞儀をした。
すぐに建物を出て家までを急いだ。
正直言えば行きたくない。
だけど、今の仕事の給料だけじゃ到底2000万なんてものは払えないから水商売に手を出した。
家に帰ってシャワーを浴び、夜の街に馴染むように少しだけ濃くメイクをして綺麗めな服に着替えて家を出た。
・
・
・
店「〜…一通り説明はこんな感じです。なにか質問とかある？」
「……2000万、どれくらいで稼げますか？」
なんて少し恥ずかしい質問をした。
店「あ〜…なんか借金しちゃった感じね。あ、大丈夫だよそういうの珍しくないから。そうだな〜…キャバクラって頑張ったら頑張った分お客様が貢いでくれるから、自分の頑張り次第だね」
「…」
自分の頑張り次第で稼げるようになる。
その通りだ。この業界に手を出そうとしてた時から分かってたはずなのになんて質問をしたのだろう。
店「じゃあとりあえず今日は体入する形で大丈夫？」
「はい。」
店「ドレスは貸出だから、好きなの着てね。それと今日は体入だから先輩に付いててもらうからそんなに心配しないでね。あとAちゃんの源氏名はとりあえず、もも でいこうか」
そう言って通された衣装部屋には、すでにキラキラとしたお姉様達が沢山居た。
？「あ！今日体入の子？めちゃかわいい！私は美奈だよ！源氏名は、栞って言うの！よろしくね！」
「Aといいます！源氏名は、もも と名付けられました」
栞「じゃあ、ももって呼ぶね！」
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作者名：まここここ | 作成日時：2023年5月27日 23時
