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一話 ページ2

国木田視点



遅い、遅すぎる。


彼奴はどこまで俺の予定を引っ掻き回すんだ……。



「おっはよーございまーす」

「何処をほっつき歩いていた太宰!」

「まあまあ、そんな事よりコレを見てくれ給え!」



_6分15秒の遅刻をした此奴は最近入社した太宰。


そして、俺は太宰の相棒の国木田独歩だ。__



この木乃伊(勿論太宰のことだ)が差し出したのは壺。


何の変哲もない只の壺だ。



「その壺がどうした。何処にも売ってるだろう?」

「な、なっ……国木田君、知らないのかい!?この壺のことを!?」

「は?この壺はそんな凄いのか?」



もしかしたら陶器の匠が作られた壺なのか!?


太宰の真剣な表情に、思わずゴクリと喉を鳴らす。



「実は、この壺…………」



落ち着いて訊いてくれ給え、と前置きした太宰。


俺は、大変なことを知ってしまうかもしれない…。

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作者名:鈴猫一世 | 作成日時:2019年4月18日 17時

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