才能の無駄遣い『ダイヤのA』 (ページ2)

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episode1 「晴れの日って凄く憂鬱」ページ2

はぁ....憂鬱だ...

ん？何で憂鬱かって？
それはな...

部活があるからだよ..！

どういう事だよ！雨って言ってたじゃねぇのかよ！

滅茶苦茶晴れてんじゃねぇか！

グラウンドも水捌けしなきゃなんねぇし。

最悪だ..

そんなのは別にいいんだよ。

ただ、あの野郎と会うのがどうしても嫌なんだよ。

どうしようか..

はぁ..サボりたいけどまたあのめんどくさい奴が来るんだよなぁ..

あ、そうだ。
保健室という手があるじゃないか。

そうと決まれば行くしかない！

『先生ー』

「ん？どうした？」

『具合が悪いので保健室に行ってもいいですk「おい

『..チッ..今俺の話を邪魔しやがった奴は誰だ..あ.』

噂をすれば何とやらだな。

「今保健室いこうとしてたろ？お前。」

『クソ..只野..んなわけねぇだろ。俺がサボるわけねぇっつの。』

「別にサボっただろ、なんて一言も言っていないんだが？」

あ、やっちった。

こうなると面倒いんだよなぁ..こいつ。

「はい、お前外周2倍な。墓穴を掘ったなA。」

「はいはい。わかったっつの。」

終わった..。

こいつは監督に信頼されてていないときはこいつが練習メニューを考えている。

だから監督の次に逆らえないのだ。

だが、仕事はできる奴なので信頼はしている。

でも部活はしたくない。

「部活来なかったらもう5倍増やすかんな。覚えてろよ。」

あー、怖い怖い。

本当やだわ。

『まぁ、今日は野郎がいねぇから好きにできるけどな。』

ほんと、野郎がいなかったら野球は好きなんだけどな。