◇１１ ページ11
◇久々に会えるということ
ｶﾞﾁｬ
合鍵で開けるドアはもう我が家のようで
｢ただいまー、｣
横山｢ここはお前の家か｣
｢あれ？間違えましたー｣
横山｢ちょ、帰んなって｣
｢ふふっ、うわっ、｣
横山「…ちょっとだけ、我慢しといて」
｢う、うん…｣
抱き締められるといつもより胸が苦しくて、
会えなかった分を埋めるように
私も抱き締めようとして…やめた
｢横くん…どないしたん？｣
横山｢あぁ…ごめん、何か久々過ぎて(笑)｣
｢何よそれ(笑)｣
横山｢言うてくれたら俺が買いに行ったのに｣
｢ご飯食べてへんって言うから急いで買ってきたのに｣
横山｢今日何の仕事やったん？｣
｢んー？あぁ、ドラマやで｣
横山｢またドラマ決まったん？｣
｢またって…そない出てへんよ？(笑)｣
横山｢今回WEST結構出てるよなドラマ｣
｢そうやな、わりかし10月クールはドラマ出てるイメージあるかな｣
横山｢ドラマはあんま見んからなぁ｣
｢見ても感想くれへんしなぁ｣
横山｢お前もそうやんけ(笑)｣
｢この前のドラマは…見ようと思ってたけど、前作知らんのに見るのは失礼かなって辞めた｣
横山｢結構…そやな、前の事も出てきてたりするからな｣
｢やろ？だからDVDで見る｣
横山｢DVDってそんな観る時間あるん｣
｢あるよ、1日くらい｣
横山｢基本休みの日家出るやん｣
｢じゃ休み被ったら鑑賞会しよ｣
横山｢え、マジで言うてる？(笑)｣
｢うん｣
横山｢自分が出るやつ後輩と見るん(笑)｣
｢最後らへんやろ？｣
横山｢やとしてもキツいわ(笑)｣
｢はーい、わかりましたよーだ｣
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作者名：からくり | 作成日時：2018年9月9日 16時
