僕のヒロインは君がいい

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◇




｢ごめん、遅れた！｣



そう現れた彼女は
昔よりも髪が伸びていて
ちゃんと、大人になっていて…



岸｢全然！さっき店に入った所だから！Aちゃんはここの席ね｣


勝利｢は？｣


岸｢ちゃんと話せよ｣


勝利｢…｣


岸｢Aちゃん何飲む？｣


｢じゃオレンジジュースで｣


岸｢オレンジジュース追加でお願いします｣


店員｢かしこまりました！｣






隣に座ったものの変な沈黙
その沈黙を破ったのはAだ







｢勝利…久しぶり…｣


勝利｢久しぶり、｣


｢元気、だった？｣


勝利｢…まぁ｣


｢大学からね、東京に来たの｣


勝利｢へぇ…｣


｢勝利の家にも行ったけど…何て言えばいいかわかんなくて…｣


勝利｢そっか…｣


｢あのね、勝利…｣


男子｢佐藤ばっかじゃなくて俺とも喋ろうよ｣


女子｢そうだよ、Aこっち来な？｣


｢あぁ…うん！｣

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