◆４４ ページ44
◆北斗side
北斗｢はい、もしもし｣
綾美｢北斗っ…｣
電話越しの声は震えていて
泣いてるってすぐにわかった
北斗｢…綾美は悪くないですよ｣
原因は分かりきっていた
だけど、電話越しの声は更に震えて
綾美｢私っ、風磨にっ…｣
“捨てられちゃう”
北斗｢今、どこに居るんですか｣
慌てて家を飛び出し
走って綾美が居る家に向かった
ﾋﾟｰﾝﾎﾟｰﾝ
ｶﾞﾁｬ
綾美｢北斗…、｣
ｷﾞｭｯ
綾美｢ちょっと…何して…｣
北斗｢少しだけ、こうさせてください｣
綾美を守れる包容力もないくせに
今日だけ、今日だけは抱きしめたくなった
綾美｢…北斗、｣
北斗｢落ち着きましたか？｣
綾美｢うん、ありがと｣
ぎこちなく離れる体は
一瞬にして冷えていく
綾美｢せっかくだから、上がって？｣
北斗｢じゃ、お邪魔します｣
綾美｢適当に座ってて｣
２人でソファに座って本題に入る
北斗｢…何があったんですか？｣
綾美｢私ね、風磨に海行って欲しくなくて酷い事言っちゃった…｣
北斗｢酷いことって、？｣
綾美｢私の事考えてくれないの？って、｣
北斗｢綾美はどして行って欲しくないんです？ずっとこのままより改善するかも知れないのに、｣
綾美｢…風磨の中の私が消えちゃいそうだから｣
北斗｢消えませんよ｣
綾美｢何でそう言い切れるの、｣
北斗｢夫婦だからですよ｣
綾美｢それは…そうだけど｣
北斗｢それに、風磨くんには前を向いて貰わないと困ります｣
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からくり(プロフ) - 松島わか.。さん» 本当ですか！？ありがとうございます！これからも頑張ります！ (2017年6月22日 21時) (
レス) id: 208114235c (このIDを非表示/違反報告)
松島わか.。(プロフ) - めっちゃこの作品大好きです 、！ これからも頑張ってください 、！ (2017年6月22日 18時) (レス) id: bd0637eeac (このIDを非表示/違反報告)
からくり(プロフ) - 海音さん» ありがとうございます！頂いた感想を励みに頑張ります！ (2017年6月15日 21時) (レス) id: 208114235c (このIDを非表示/違反報告)
海音(プロフ) - 過去と現在の両方で物語が進んでいて、切ない所もきゅんきゅんする所もあって、楽しく読ませていただいてます(●´ω｀●)これからの展開楽しみです！頑張ってください(*´ω｀*) (2017年6月15日 17時) (レス) id: 697d857589 (このIDを非表示/違反報告)
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作者名：からくり | 作成日時：2017年5月28日 1時
